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UDトラックス、究極のドライバーを決定する「UDエクストラマイルチャレンジ2022」に11か国11名のドライバーが参加

2022年10月19日〜21日 開催

 UDトラックスは10月19日、トラックの運行技術を競い合う国際大会「UDエクストラマイルチャレンジ2020」の競技会の様子を公開。同競技会は19日〜21日の3日間の日程で開催され、11か国11名のドライバーが参加、“究極のドライバー”を決定する。

 19日は同社の大型トラック「クオン」を使用した決勝が行なわれ、シンガポールのノルアザール・カト氏、南アフリカのサミュエル・モゴンゴ氏、日本の会沢公一氏が競技に参加。21日は海外で展開する「クエスター」による決勝が行なわれ、インドネシア、エクアドル、カタール、マレーシア、タイ、ベトナム、南アフリカ、フィリピンから参加するドライバーたちが競技に参加する。

 同社が2015年から開催しているUDエクストラマイルチャレンジは、世界各国の予選で勝ち抜いたドライバーが埼玉・上尾本社にあるUDエクスペリエンスセンターで開催する最終戦に集まり、「始業点検」「燃費効率・安全運転」「操作・駐車技術」という種目で、運行技能を競い合う大会。

安全運転はもちろん、操作の確かさ、燃費や荷物に優しい運転が求められる
荷台に水を入れたボールを設置、こぼれた水の量も計測される
日常点検項目をチェックする競技も

 各種目は収益性、燃費効率、稼働率、メンテナンスコスト、そして安全性を基準として採点され、最高得点を獲得したドライバーが、物流における高い効率性を発揮するドライバーとして、「究極のドライバー(Ultimate Driver)」としての称号が授与される。

競技は埼玉・上尾本社にあるUDエクスペリエンスセンターで行なわれる
新型コロナウイルスの影響で2020年はオンライン表彰式の開催のみとなり、2015年の初開催からリアル開催は2022年で5回目

 同大会は2015年の初開催から、2022年大会で5回目の開催。新型コロナウイルス感染拡大の影響により埼玉県の上尾本社にあるUDエクスペリエンスセンターで決勝が行なわれるのは、2018年以来4年ぶりとなる。

UDトラックス株式会社 代表取締役社長の丸山浩二氏

 競技開始前のあいさつに登壇した、同社代表取締役社長の丸山浩二氏は「今、世界的に地球温暖化に対して意識が高まっています。パリ協定を受けて、日本は2050年にカーボンニュートラルを目指すことを宣言しました。これに伴い、私たちUDトラックスといすゞグループは、中間目標として、2030年に2013年比でCO2を50%削減する目標を掲げました。現在、電動化やそして事業活動からのCO2削減を推進しています。その一環として、昨年、東南アジアでユーロ5のクエスタを規制に先駆けて導入しました。また、日本では ドライバーの皆様の運転環境を改善したいとの思いから、UDアクティブステアリングを採用し、エスコットや燃費性能を進化させた2022年型モデルを規制に先がけて導入しました」と、物流業界や同社の事業環境について報告。

 丸山氏は「ドライバー不足など、私たちをとりまく環境は大変厳しい状況が続いてます。そんな中でも物流のために毎日懸命にご努力いただいて、本当にありがとうございます。皆さんと一緒に、この厳しい難局を乗り越えていきたいと思っています」との思いを述べるとともに、「皆さまのような技術力の高いドライバーは、事業経営に貢献するだけでなく、物流の効率や交通事故の削減、そして環境負荷軽減など、社会課題の解決にも貢献します」との言葉を述べて、参加したドライバーたちを称えた。