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BMW、バーチャルとリアルを融合させた新感覚ドライビングシステム「///M Mixed Reality」

2022年11月5日(現地時間) 発表

BMWはバーチャルとリアルを融合させた新感覚ドライビングシステム「///M Mixed Reality」を発表した。ドライバーはVR/MRグラスをかけた状態で実車を運転する

 独BMWグループは11月5日(現地時間)、ポルトガルのリスボンで開催された世界最大級のテクノロジカンファレンス「Web Summit 2022」にて、BMWグループ初となるバーチャルドライビングシステム「///M Mixed Reality」を発表した。

 ///M Mixed Realityは、BMW MのエンジニアチームとEpic Gamesが共同開発した独自のアプローチにより、ドライバーは乗っている車両ごと仮想世界に没入することができるシステム。ドライバーはVR/MRグラスを装着した状態でステアリングを握り、実際に走りながらレーシングゲームのように高速で課題をこなしたり、障害物を避けたり、仮想の「コイン」を集めるといったゲーム要素なども体験できるという。

 このシステムでは、「Drive the Change, Change the Drive.」というコンセプトを忠実に再現していて、実車「M2」の前後左右や回転方向といった動きをすべて正確に読み取り、車両そのものがコントローラーとなることから、このM2は“世界最速のコントローラーになった”としている。

 BMW M社のCEOであるFrank van Meel氏は、「自動車分野におけるバーチャル体験は、今後どのようなものになるのだろうか、という問いに対する答えがこれです。この///M Mixed Realityが、最適な解決策を提供します。BMW Mでは、常に技術的に可能なことの限界を試し、その結果、新しい没入型体験の基礎を築いてきました」と述べている。

ドライバーはVR/MRゴーグルをしたまま運転
Experience ///M Mixed Reality in the New BMW M2(1分13秒)