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パナソニックコネクト、大阪市と「スマートシティの実現に向けた画像解析技術の利活用にかかる連携協定」を締結

2022年12月15日 発表

松井一郎大阪市長(左)とパナソニック コネクト 現場ソリューションカンパニー 山口和洋 西日本社社長(右)

DXによる都市型スマートシティの実現で市民の生活の質を向上させる

 大阪市とパナソニック コネクトは12月15日、「スマートシティの実現に向けた画像解析技術の利活用にかかる連携協定」を締結したと発表した。

 大阪市では「2025年大阪・関西万博」の開催を見据え、先端技術の利便性を住民が実感できる取り組みとして、「大阪スマートシティ戦略(令和2年3月策定)」を定め、行政のDX(デジタル・トランスフォーメーション)や、企業や都市のDXの取り組みを推進している。

 今回、大阪市とパナソニック コネクトは、大阪モデルのスマートシティ実現に向けて、顔認証技術やAIカメラをはじめとする画像解析技術の利活用の可能性などを追求することを目的に、「スマートシティの実現に向けた画像解析技術の利活用にかかる連携協定」を締結した。

相互に連携する内容

 顔認証技術は本人確認業務や入退セキュリティ、施設などの鍵の管理などの厳格化・省力化・利便性向上の観点で、画像解析技術はAIを活用した画像解析による事象の早期発見や業務効率化の観点で、ともに社会実装が進められている。

 そこでパナソニック コネクトは、社会課題の解決や新しい価値の創造を目指し、約40年以上社会に展開してきた画像解析技術と、その技術を基にした顔認証技術のイノベーションを推進。本協定の第1弾として、画像解析技術の可能性検証を目的とした、「OSAKA光のルネサンス2022」実施会場での人流検知・通過者カウントの共同実証実験を行なうという。

 今後、大阪市とパナソニック コネクトは、顔認証・画像解析技術を活用した住民へのサービス向上ならびに、市役所の業務DX、まちづくりへの活用の実現に向けて大阪市役所庁舎内(デジタル統括室執務室)をフィールドとした実証などを検討していくとしている。

「OSAKA光のルネサンス2022」実証実験 概要

 パナソニック コネクトのAIを活用した画像解析技術により、特定エリアにおける群衆の移動方向と移動量および、人の密集度合いを可視化しつつ、データを活用したイベント開催時における賑わいの効果測定などの可能性を検討。

日時:2022年12月16日~17日(雨天の場合は18日~19日予定)
場所:中之島イルミネーションストリート
検証内容:
イベント開催時における時間ごとの混雑状況把握・検証
一方通行の解除後の流れの把握・検証
イベントの賑わい効果等の把握・検証
特定エリア内の密集度合いを把握し事前の事故防止の可能性の追求

中之島イルミネーションストリート位置