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ニフコ、新型「クラウン」に向け「樹脂製ドアミラー・サービスホールカバー」を商品化

2022年12月19日 発表

ニフコの「樹脂製ドアミラー・サービスホールカバー」がトヨタ自動車の新型「クラウン」に搭載された

 ニフコは12月15日、樹脂製ドアミラー・サービスホールカバーを商品化し、量産を開始したことを明らかにした。同製品は、ドアミラーの車体組付け時に必要となる作業用孔「ドアミラー・サービスホール」を閉塞する部品で、トヨタ自動車の新型「クラウン」に搭載された。

 樹脂製ドアミラー・サービスホールカバーの製品特徴としては、シールスポンジを廃止し本体と一体化した二重リップ形状を採用したことにより、板金への追従性と静音化を向上、製品単体で52.7dbから40.6db(同社測定値)へと静音化を実現。また、オレフェン系エストラマ (TPO) の採用とモノマテリアル化によりリサイクル性を向上、部品点数とコストの削減にも貢献するとしている。

二重リップ形状
ドアミラー・サービスホール

 同社によると、昨今、市場拡大している電動化車両は、これまで以上にロードノイズなどに対する遮音性が求められており、室内の静謐性・快適性確保のために、車体の組付け時に必要となる作業用の小さな孔などを閉塞する、遮音性が高い部品のニーズが高まっているという。さらに、環境負荷軽減に対する世界的なニーズも引き続き高く、車載用プラスチック部品においてもリサイクル性の高い素材の使用や設計が期待されているとしている。

新型クラウン クロスオーバー