ニュース
アストンマーティン、創業110周年を記念した次世代スポーツカーや新型F1マシンの発表を予告
2023年1月25日 14:49
- 2023年1月24日 実施
アストンマーティン・ジャパンは1月24日、創業110周年を迎えたことを記念して「2023 New Year Media Reception」を、東京・青山の「アストンマーティン青山ハウス」で開催した。レセプションはスコットランドの伝統楽器である「バグパイプ」の演奏で幕を開けた。
日本/韓国のリージョナルプレジデントであるグレッグ・アダムス氏は、「2023年は創業110周年を記念して『Intensity:110Years in the Making』と題したグローバルマーケティングキャンペーンを実施します。また、2023年はDBシリーズが75周年を、アイコンモデルである『DB5』は生誕60年を、アストンマーティンのゲイドン本社も20周年を迎えます」と今年はアストンマーティンにとって重要な年であるとあいさつ。
続けて「また、2023年にはウルトララグジュアリーで、高性能で、最高のドライビング体験をさせてくれる次世代のスポーツカーの発表を考えています。さらに、それとは別に特別な限定モデルも公開する予定で、詳細はまだ言えないが、とても『クール』であることは確かです」と今年の展開を説明した。
また、F1では新たなドライバーとして、ハイパーラグジュアリーカー愛好家でもあるフェルナンド・アロンソ選手を迎えたことを改めて報告。アロンソ選手はアストンマーティンのブランドアンバサダーにも就任し、現在乗っているDBX707について「期待をはるかに超えるパフォーマンスを発揮してくれるドリームカーのようです」とSNSで語っていると紹介。
加えて昨年4月に、持続可能な社会の実現に向け新サステナビリティ戦略「Racing.Green.」を発表し、気候変動への取り組みや、2030年までに製造施設、2039年までにサプライチェーン全体をCO2排出ゼロにする目標を掲げていると説明するとともに、2024年に初のPHEVモデルの納車を開始、2025年には最初のBEVを発売、2030年までにスポーツGTとSUVモデルの完全電動化を計画していると、電動化に向けたロードマップを紹介した。
日本では2023年にアジア太平洋地域本部「アストンマーティンアジアパシフィック」を東京に設置し、オーストラリア、ニュージーランド、韓国、東南アジアなどさまざまな市場の拠点となるほか、2023年末に日本で開催する「アストンマーティンフェスティバル」が、Intensity:110Years in the Makingの締めくくりとなるイベントになると宣言した。
続いてアストンマーティン副社長 兼 チーフ・クリエイティブ・オフィサーであるマレク・ライヒマン氏が、イギリスからオンラインにて登場し「大好きな日本に行けなくて残念です。2023年はアストンマーティンにとってはエキサイティングな記念すべき年になります」とあいさつ。
続けて「長い歴史のあるアストンマーティンには、ウルトラパフォーマンスカーだけでなく同等の性能を持つSUVもありますが、この110年間で生産台数はわずか11万台と、いかに希少価値のある車両なのかとお分かりいただけるかと思います。また110周年記念イベントの『Intensity:110Years in the Making』の新たなデジタルコンテンツとしてもWebサイトを近々立ち上げる予定です。さらに2月13日に新たなF1マシンの発表会を行ないます。そのほかにも、グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピードやペブルビーチ・コンクール・デレガンスにも参加するので一緒に楽しんでいただければと思います。それと9月には、ヨーロッパを横断する110周年記念ラリーを開催します」と今後の大まかなスケジュールが語られた。
会場内にはレセプション開催に合わせて、生誕60周年を迎えたDB5や、新たにF1ドライバーとして加わったフェルナンド・アロンソ選手も乗っているDBX707、世界限定40台のヴァルキリー AMR プロなどが飾られた。