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アストンマーティン、“F1マシンに近い性能”の「ヴァルキリー AMR プロ」がF1バーレーンGPでデモ走行
2022年3月30日 06:20
- 2022年3月21日（現地時間） 発表
V12のエキゾースト・サウンドをサーキットで披露
英アストンマーティンは3月21日（現地時間）、フォーミュラ1世界選手権の開幕戦となるバーレーンGPが行なわれたバーレーン・インターナショナル・サーキットで、究極のハイパーカーとなる新型「ヴァルキリー AMR プロ」のデモ走行を実施したことを発表した。
ヴァルキリー AMR プロは世界最高峰のサーキット専用車で、公道やレースのレギュレーションによる規制に一切縛られることなく、本来のポテンシャルをフルに発揮することができるように設計されたモデル。搭載される自然吸気のV型12気筒 6.5リッターエンジンは1000bhp/11000rpmを発生し、ル・マン24時間レースのハイパーカーのレギュレーションを超える空力性能を備え、F1マシンに近いサーキット・パフォーマンスを発揮。想像をはるかに超えるドライビング体験を提供するという。
バーレーンGPに先駆けて、土曜日の予選の前と日曜日の決勝レースの前の合計2回にわたって行なわれたデモ走行では、観客の前でヴァルキリー AMR プロ用にコスワースが開発したV型12気筒 6.5リッターのパワーユニットが奏でるエキゾースト・サウンドを響かせた。
ヴァルキリー AMR プロのステアリングを握った開発ドライバーのディルク・ミューラー氏は「この走りは、信じられないほどでした。このマシンに関しては、さまざまなコメントが寄せられていますが、正直な話、このマシンは完全に別物です。パフォーマンスの点では、これまでに運転したどのマシンよりもF1マシンに近い存在だと言えるでしょう。パワー、ハンドリング、グリップ、すべてが完璧です」とコメント。
アストンマーティン最高経営責任者（CEO）のトビアス・ムアース氏は「このマシンはパフォーマンス・エンジニアリングの傑作です。開発に携わったすべてのテストドライバー、そして超一流のすべてのレーシングドライバーは、このマシンに畏敬の念を抱いています。その理由は、極めて明快です。ヴァルキリー AMR プロの性能は、F1マシンのパフォーマンスに近づいています。アストンマーティン史上もっとも究極なハイパーカーをお披露目できたことを大変誇りに思っています」とコメントしている。
なお、ヴァルキリー AMR プロは限定40台のみの生産で、最初の納車が開始されている。
