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アストンマーティンが創業110周年 2023年後半に生産台数限定の“特別なモデル”の発売を予告

2023年1月12日(現地時間) 発表

創業110周年を迎えるにあたり、ヴァルキリー(手前)と1923 racer Razor Blade(奥)が並ぶ写真を公開

 英アストンマーティンは1月12日(現地時間)、1月15日に創業110周年を迎えるにあたり、年間を通してスペシャルモデルの発売を含むさまざまなイベントを行なっていくと発表した。

 創業者のライオネル・マーティンとロバート・バンフォードが正式にパートナーシップを結び、最初のアストンマーティン車を生み出してから1月15日で110年を迎える。アストンマーティンはロンドンのヘニカー・ミューズにある小さなワークショップでささやかなスタートを切ったのち、世界で最も有名な自動車ブランドの1つに成長しており、現在では独創的なデザイン、最高レベルのクラフトマンシップ、スリリングなパフォーマンス、希少価値の代名詞とも言える存在になっている。

 今回の発表にあたり、110年の中でもっとも象徴的で革新的な2モデルにスポットを当てた写真を公開。その写真には、ブランド最古のレーシングカーの1台で、その当時の数多くの記録を打ち立てた1923 racer Razor Bladeとともにヴァルキリーが並んで登場している。

 ブランドの歴史的な110周年を記念して、2023年後半には生産台数が厳格に限定された特別なモデルが発売されることを予告。この節目の年はシルバーストーンで開催されるF1イギリスGP、グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピード、ペブルビーチ・コンクール・デレガンスなど、アストンマーティンが本拠地とする地域で開催される主要なイベントのハイライトになるとしており、これらはすべて「Intensity: 110 Years in the Making」と題されたグローバル・マーケティング・キャンペーンの一環として行なわれるという。加えて現在、次世代スポーツカーの最初のモデルの発売準備を進めている段階であり、2023年は記念碑的な年になるとしている。

 また、2023年は一部のモデルにとっても記念すべき年とのことで、DBの血統は75周年を、アイコンモデルである「DB5」は生誕60年を迎える。また、アストンマーティンのゲイドン本社も20周年を迎えるという。

 今回の発表について、アストンマーティン・ラゴンダ最高経営責任者(CEO)のアメデオ・フェリーサ氏は「1913年、ライオネル・マーティンとロバート・バンフォードは、レーシングカーのビジョンを共有し、サーキットから得たノウハウを利用して自動車のイノベーションの境界を押し広げました。その後の110年間で、11万台を少し超える車両が生産されましたが、その精神は現代にも受け継がれています。110年目の節目の年は、アストンマーティンの歴史に新たな章を刻み、次世代のスポーツカーを発表し、今年後半に非常に特別なモデルを発表することで、創業100周年の年と同じくらいエキサイティングな年になると確信しています」とコメントしている。