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BYD、国内正規ディーラー1号店「BYD AUTO 東名横浜店」2月2日オープン「リアルな店舗は体感からBYDを知ってもらう貴重な存在」とBYD 東福寺社長
2023年2月1日 11:00
- 2023年1月31日 開催
BYD Auto Japanは1月31日、国内正規ディーラー1号店として2月2日のオープンする「BYD AUTO 東名横浜店」の報道機関向け先行内覧会を開催した。
BYD AUTO 東名横浜店は東京都、神奈川県で輸入車専門の販売店を展開するアクセルが運営するBYD Autoの乗用車販売店。東名高速道路の東名横浜IC（インターチェンジ）に続く国道246号の側道に面している。なお、オープンから当面のあいだは新型コロナウイルスの感染拡大を受けた三密回避を目的に、訪問や試乗には電話やメールでの事前予約が必要となる。
BYD AUTO 東名横浜店 概要
所在地：神奈川県横浜市緑区長津田町 5814-5
営業時間：10時～19時
定休日：火曜日・水曜日
電話番号：045-744-7455
Eメール：bydauto.tomeiyokohama@accel-co.jp
普通充電器：2台（急速充電器も後日設置予定）
「リアルな店舗は体感からBYDを知ってもらう貴重な存在」とBYD 東福寺氏
内覧会ではBYD Auto Japanの代表取締役社長である東福寺厚樹氏、BYD AUTO 東名横浜店を運営するアクセルの代表取締役社長である岡本二久氏の2人による記者会見も行なわれた。
東福寺氏は、BYDが2005年から電子部品の販売で日本市場に参入。そこからPCやスマートフォンのバッテリーなどにビジネスを拡大し、2015年からはBEV（バッテリ電気自動車）バス、BEVフォークリフトなどの販売をスタートしたことなどを説明。新たに乗用車市場でもビジネスを開始することについては「大変将来性のある日本市場で頑張ってまいりたい」と意気込みを語った。
第1弾商品となるBEVの新型SUV「ATTO 3」については「このATTO 3は小型のSUVであり、今日本で一番人気のある小型車の1つだと思っています。ご覧いただけるように魅力的なデザインと、そのデザインを可能にする高い生産技術、さらに外からは見ることができませんが、非常に堅牢で長寿命、さらに性能の高く安全性の高いバッテリを搭載しており、モーターや半導体、そのほかコアになる部品のすべてをBYDが内製しております。設計から生産、自動車としての組み立てといった一連のサプライチェーンをすべて社内で完結することが製品としての強みとなっています。日本のお客さまに最先端の技術を用いた最先端のバッテリEVとして届けさせていただくチャンスを得たことを喜びとしています」と説明している。
また、店舗開設の意義については「実際にあるリアルの店舗にお客さまにお越しいただくことで、展示車を自分の目で見ていただき、車内にも入っていろいろな部分に触っていただいて質感を確かめていただけます。さらに試乗車を運転していただき、バッテリEVの持つよさは少し運転するだけでも体感していただける部分がたくさんあります。そういった体感をつうじてBYDという新しいブランドを、日本のバッテリEV市場で選択肢として『考えてもいいな』と思っていただける存在に少しずつでも近付いていくために、こうしたリアルなショールームがわれわれにとって貴重な存在になると考えています」と語った。
このほか、BYD AUTO 東名横浜店に続くBYD正規ディーラーとして、1月31日現在で33店舗の開店を準備しており、BYD Auto JapanのWebサイトでPDFファイルの一覧表として公表。さらに方向性を定めて具体的な検討を進めている段階を含めると、全国で70か所前後まで出店予定が進んでいると東福寺氏は説明。2022年12月の発表会で明言した「2025年末までに日本各地に100店舗以上の販売ネットワークを構築する」という目標の実現に向けて着実に進んでおり、今回の正規ディーラー1号店オープンを契機にさまざまな販売会社に興味を持ってもらい、新たな参入も募っていきたいとアピールした。
「まずはBYDの認知度を高めることに注力していく」とアクセル 岡本氏
岡本氏は「このBYD AUTO 東名横浜店は、通りを1つ挟んだ向こう側は東京都町田市になります。クルマでお越しのお客さまは東名高速道路の横浜町田ICから3分ほどの距離になり、電車でも南町田グランベリーパーク駅から徒歩で10分以内という好立地の建物です。ショールームには車両を3台まで展示することができ、BYDのよさを体感していただける大きなモニターを設置してお客さまをお待ちしております。また、お子さま連れのお客さまに向けてフリードリンクも用意して、大変楽しんでいただけるお店になっているかと思います。試乗車も常時1台を用意しておりますが、ただいまは大変反響をいただいており、試乗にも時間がかかるということで、事前に電話などで予約をしていただくとスムーズに試乗いただけるかと思います」と新たな販売店について説明した。
販売目標についてはあえて明確に定めず、まずは興味がある人にこの販売店まで足を運んでもらい、BYDのBEVに触れてもらい、試乗してもらうことを重視していくと岡本氏はコメント。販売目標を度外視してでもBYDの認知度を高めることに注力していくつもりだが、実際には現時点でも多くの問い合わせが寄せられており、販売台数も問題なく伸びていくだろうとの見方を示した。
なお、BYDの国内正規ディーラー1号店となったBYD AUTO 東名横浜店の建屋は、もともとアクセルが輸入車販売店を運営していた施設で、この半分を改装して開店している。また、アクセルではこれまでにもBEVの販売実績があり、整備などの体制も整っていることもあって1号店を運営することになった。さらにアクセルでは、10月に2店舗目の「BYD AUTO 港北」（横浜市営地下鉄・センター北駅付近）の開設も予定している。
