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写真で見る BYD新型バッテリEV「ATTO 3(アットスリー)」

BYDオートジャパンが2023年1月に日本で発売する予定のバッテリEVモデルの「ATTO 3(アットスリー)」

 中国のEVメーカーBYDの日本法人であるビーワイディージャパン(以下、BYDジャパン)が7月21日に日本乗用車市場への参入を発表。乗用車の販売やアフターサービスに関しては、2015年から日本へ導入している公共事業向けの「EVバス」や、工場や倉庫向けの「EVフォークリフト」とは異なり、新たに立ち上げた新会社BYDオートジャパンが行なうという。

 そのBYDオートジャパンが2023年1月に日本参入第1弾として発売を予定しているのがミドルサイズSUVの「ATTO 3(アットスリー)」で、価格や販売方法については今年の11月ごろ発表予定としている。

 ATTO 3の車名は物理学で測定可能な最も短いスケール「アト秒(ATTOSECOND)」から採用したといい、モーターによる俊敏な走りと、フィットネスジムをモチーフにしたインテリアで、若々しいアスリートのようなスタイルを両立させている。また、パノラマルーフを採用することで、解放感のある車室内に仕上げられた。

 ボディサイズは4455×1875×1615mm(全長×全幅×全高)、ホイールベースは2720mm、車重は1750kg。最小回転半径は5.35m。ボディカラーは「サーフブルー」「スキーホワイト」「パルクールレッド」「ボルダーグレー」「フォレストグリーン」と、アクティブさを連想させる名称も特徴的。

 パワートレーンは、フロントにモーターを備えた前輪駆動モデル。熱安定性の高いリン酸鉄リチウムイオンバッテリを使用した独自開発の「ブレード(刀)バッテリ」の細長い形状を生かして、フロア下に横向きに122枚敷き詰めた専用の「eプラットフォーム3.0」を採用していて、モーターのスペックは最高出力150kW(204PS)、最大トルク310Nm。0-100km/hは7.3秒をマークし、満充電での航続距離は485km(社内データ)を誇るという。

ATTO 3
フロントバンパー中央にアラウンドビュー用のカメラを配置
タイヤサイズは235/50R18。タイヤはコンチネンタル「エココンタクト6Q」
リアのピラーは光が当たると陰影を表現する凹凸をデザインに採用している
リアゲート右下に車名ロゴ
リアゲート中央に社名BYD「Build Your Dreams」のロゴ
給電ポートは右側前に配置。急速充電CHAdeMO(チャデモ)も完備
ADAS用のフロントカメラは単眼
自社開発のコンパクトな統合ユニットを使用しているためボンネット内はかなりスペースが空いている
モーター類の冷却用のラジエターを装備。熱は暖房にも使用するため冷やしすぎないように電動ファンで温度管理を行なっているという
ポジション時
ライトON
ウインカー作動時
ポジションON
ブレーキ点灯時
ウインカー作動時
中央部に横長のリアフォグランプを搭載
インテリア
ステアリング左側ボタン類
ステアリング
ステアリング右側ボタン類
シフトスイッチまわり
エアコン吹き出し口。手前にはスマホのワイヤレス充電を採用
後部席のエアコン吹き出し口も同じデザインを採用
センターコンソールの肘置きの下の小物入れ
センターコンソール下の小物入れにはUSBポートとシガーソケットを配備
助手席前のグローブボックス
モニターはステアリングにあるボタンでいつでも90度回転させられる
バッテリマネジメント画面。アクセルペダルOFF時の回生ブレーキの強さを2段階から調整できる
インテリア照明のアンビエントライトは明るさや好きな色を設定可能
運転席メーターはスマホの画面サイズくらいとコンパクト
後席
前席
後席中央はドリンクホルダー付きの肘置きを装備
後席ドア
前席ドア
サンルーフは2枚構成でフロント側のみチルトと開閉機構を備える
ラゲッジスペースはトノカバー付き
後席は6:4の分割可倒式
後席をすべて倒せば広いラゲッジスペースが確保できる