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三菱ふそう、バッテリEVの新型「eキャンター」発売

2023年3月9日 発表

新型「eキャンター」

 三菱ふそうトラック・バスは3月9日、バッテリEV(電気自動車)の小型トラック、新型「eキャンター(eCanter)」を発売した。同日より受注開始され、価格はSサイズバッテリを搭載する標準キャブ標準ボデー全低床仕様で1370万.50円、Lサイズバッテリを搭載するワイド拡幅キャブ全低床仕様で2005万.80円。

「eキャンター」は、2017年に国内初の量産型電気小型トラックとして発売された。新たに登場する新型「eキャンター」では、モーターを後軸に統合した独自開発の電動アクスル(eAxle )を採用し、ドライブトレインをコンパクトな構造にすることで従来モデルの1型式から、新型モデルでは国内で計28型式のシャシラインアップを展開。ダンプ、キャリアカー、脱着車、リヤクレーン、ゴミ収集車といった架装に対応するため、動力取り出し装置「ePTO」を新たに採用した。

 また、モジュール式バッテリが採用され、ホイールベースの長さに応じてバッテリを1個から最大3個まで搭載可能、航続距離は車種に応じて99kmから最大で324kmまでの航続距離を用意することで、ラストワンマイル輸送からより長距離の輸送まで用途に応じたモデルを提供するとしている。

 さらに、エアコン使用や寒冷地での使用によるバッテリ消費を抑える新機能を搭載し、多様なビジネスケースに適したEVトラックとした。