三菱ふそう、「キャンター」誕生60周年 2023年はEVトラック「eCanter」次世代モデル発売へ

1978年：4代目キャンター

　三菱ふそうトラック・バス（以下 MFTBC）は1月31日、小型トラック「キャンター」について、1963年の誕生から2023年に60周年を迎えると発表。そして、2023年にEV（電気自動車）の小型トラック「eCanter」をフルモデルチェンジした次世代モデルの発売を予定していることを予告した。

　初代「キャンター」は1963年3月に小型トラックの分野にFUSOブランドとして初めて参入し、視界が広く運転操作が容易なキャブオーバータイプのT720型が発売された。駿馬の健脚と軽快な走りをイメージし、英語で馬が駆け抜けることを意味する「キャンター」と名付けられた。

1963年：初代キャンター T720 型

1968年：2代目キャンター T90 型シリーズ

1973年：3代目キャンター T200 型シリーズ

　キャンターは、1960年代から世界各地で販売地域を拡大し、現在では世界70か国以上で販売されている。また、現在12の海外マーケットでノックダウン生産が行なわれ、インドネシアでは48年間、台湾では40年にわたりノックダウン生産が行われている。

　初代モデルの発売以降、戦後の復興から高度成長期を経て、輸送の長距離・高速化、そして環境問題や輸送のカーボンニュートラル化がテーマとなった21世紀と、キャンターは過去60年という長い歴史を通じて受け継がれてきたのは、「お客様と社会のために、常に先進であること」という先駆者精神であるとし、2017年には小型トラックのセグメントで国内初の量産型電気小型トラック「eCanter」が発売された。そして、2023年は「eCanter」をフルモデルチェンジした次世代モデルの発売を予定している。

1985年：5代目キャンター

1993年：6代目キャンター

2002年：7代目キャンター

2006年：キャンター エコ ハイブリッド

2010年：8代目キャンター

2016年：インテリアを改良したモデルを発売

2017年：電気小型トラック「 eCanter 」発売

2020年：外装を一新したモデルが登場

「キャンター誕生60周年記念キャンペーン」を2月1日より開始

　なお、2月1日よりMFTBCでは「キャンター誕生60周年記念キャンペーン」を開始。キャンペーンでは、三菱ふそう LINE公式アカウントを友だち登録の上、応募画面でアンケート回答者の中から、抽選でキャンター購入資金を最大100万円プレゼントする。キャンペーンは2月1日～4月30日の期間実施しており、キャンペーン期間中は毎月20名が当選、3カ月で計60名が当選する。なお、毎月抽選を行なうため、抽選結果より期間中最大で3回の応募が可能としている。

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