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アイシン、道路維持管理支援サービス「みちログ2.0」 AIの活用で路面異常検知の精度向上

2023年3月28日 発表

道路維持管理支援サービス「みちログ2.0」の管理画面イメージ

 アイシンは3月28日、AIを活用した新機能を搭載した道路維持管理サービス「みちログ2.0」を4月1日にリリースすると発表した。また、すでに実証実験を行なっている岡崎市、刈谷市では本格運用が開始される。

 道路維持管理支援サービス「みちログ」とは、車両で収集した走行データや車載カメラで撮影した画像をもとに、ポットホールなどの道路の異常を検知して、補修に向けた計画支援、対策実施につなげる道路維持管理のトータルサービスで、従来の道路維持業務をより効率的に改善できるという。

 新たな「みちログ2.0」は、従来のクラウド上でのAI画像認識に加えて、エッジコンピューティングを採用し、車載器でも中間判定を行なうことで、さらに高い精度で路面の異常検知が可能となる。

 また、新たに路面の損傷状況の色分け表示機能を搭載していて、IRI(International Roughness Index:路面の平坦性を示す指標)と、ひび割れ率をAIによって割り出し、地図上で損傷状況の色分け表示を実施。損傷状況をよりタイムリーに可視化することで、自治体の道路維持管理業務の効率向上に貢献するとしている。

路面の損傷状況の色分け表示