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自転車のヘルメット着用努力義務化で「帽子型ヘルメット」に注目集まる ヤフーが「ヘルメット」関連の検索キーワードランキングを公開

2023年4月20日 発表

検索キーワードで注目が集まる「帽子型ヘルメット」として、検索数が急増した「カポルヘルメット」

 Yahoo! JAPANを運営するヤフーは4月20日、4月1日に施行された改正道路交通法により、全ての自転車利用者のヘルメット着用が努力義務化されたことに関連付けて、「ヘルメット」の検索ワードに着目し、「ヘルメット」と一緒に検索されたキーワードランキングなど、検索数や検索者の特徴を分析した結果を公開した。

「ヘルメット」の検索推移(期間:2022年3月〜2023年3月)

「ヘルメット」の検索推移(期間:2022年3月〜2023年3月)

 同社の調査では、はじめに2022年3月から2023年3月の「ヘルメット」の検索推移を調べたところ、2023年2月から「ヘルメット」の検索ボリュームが急増していることが分かった。4月1日の改正道路交通法施行を前に、ヘルメット着用への関心が高くなったことの影響と考えている。

「ヘルメット」と一緒に検索されたキーワードランキング(期間:2023年3月14日~4月14日)

「ヘルメット」と一緒に検索されたキーワードランキング(期間:2023年3月14日~4月14日)

1位:「自転車 ヘルメット おしゃれ」
2位:「ヘルメット おしゃれ」
3位:「帽子型 ヘルメット 女性 ……」
4位:「ヘルメット 帽子型」
5位:「バイク ヘルメット」
6位:「カブト ヘルメット」
7位:「帽子型ヘルメット 自転車」
8位:「自転車 ヘルメット おしゃれ 女性」
9位:「ヘルメット 努力義務」
10位:「オシャレヘルメット自転車」

 次に、「ヘルメット」と一緒に検索されたキーワードを調べ、「ヘルメット」と一緒に検索されたキーワードランキングでは「自転車 ヘルメット おしゃれ」がランキング1位となった。2位は「ヘルメット おしゃれ」と、おしゃれなヘルメットを求めて検索している女性が多いと推察され、それまでヘルメットを着用していなかった人が新たにヘルメットを着用する際におしゃれ度を重視する可能性があることが分かった。

 また、3位、4位では「帽子型 ヘルメット」が含まれるキーワードで、男女ともに検索していることから、日常で違和感なく使えるヘルメットのニーズが高いことが読み取れた。

 年代別割合では、40、50代の女性がヘルメットを検索しているが、「ヘルメット 努力義務化」を検索している割合は、他のキーワードに比べて10代、20代が高いことが分かった。

ランキング1位の「自転車 ヘルメット おしゃれ」を検索した人が、その前後で検索した時系列のキーワードを見てみると、「自転車 ヘルメット おしゃれ」が最も多く検索された日を「0日」として検索起点とすると、2日前に「自転車ヘルメット義務化」を検索していることが分かる。多くのユーザーは、義務化について調べた後、帽子型などの日常使いができるおしゃれなヘルメットを探しているよう

「ヘルメット」売れ筋ランキング (期間:2023年4月1日〜12日 、データ元:Yahoo!ショッピング)

「Yahoo!ショッピング」では自転車用のヘルメットの売り上げが、4月1日から12日の前年比で4.4倍となり、購入ユーザーが増えていた。「帽子型ヘルメット」は、上位5アイテムのうち、3つランクインした。

1位:超軽量 自転車ヘルメット 流線型(ストア名:pcastore)
2位:自転車 帽子型 ヘルメット(ストア名:SG-公式通販ショップ)
3位:帽子型ヘルメット (ストア名:白雲ストア)
4位:大人用ロードバイク ヘルメット (ストア名:Magichead)
5位:帽子型ヘルメット(ストア名:雑貨ショップK・T)

1位:超軽量 自転車ヘルメット 流線型(ストア名:pcastore)
2位:自転車 帽子型 ヘルメット(ストア名:SG-公式通販ショップ)
3位:帽子型ヘルメット (ストア名:白雲ストア)
4位:大人用ロードバイク ヘルメット (ストア名:Magichead)
5位:帽子型ヘルメット(ストア名:雑貨ショップK・T)

「ヘルメット」ネクストブレイクキーワードランキング

 最後に、今後どのようなヘルメットがはやるのか。「ヤフー・データソリューション」の「商品トレンドマップ」を用いて、今後ヒットが予測(ネクストブレイク)されるキーワードを抽出したところ、1位「オージーケーカブト 自転車」、2位「カポルヘルメット」、3位「キャンバスアーバン」というランキングができあがった。

 2位にキーワードが出てきた「カポルヘルメット」は、4月の改正道路交通法の施行に近づくにつれ、検索数が急増。 「カポルヘルメット」は、日本パレードと東京しごと財団が共同開発した商品ブランドで、帽子のデザイン性とヘルメットの安全性がひとつになり、頭上部分を帽子に変えられるため、季節や気分に合わせて着せ替えが楽しめるヘルメット。今後はより帽子に近い形のヘルメットがブレイクするかもしれないと同調査ではまとめている。

「ヘルメット」ネクストブレイクエリアの分析結果 「商品トレンドマップ」は、データ集計期間の直近のデータに比重を置いて検索数の推移をスコア化した「トレンドスコア」をもとに、これからブレイクしそうな人や物を抽出できる仕組み
「カポルヘルメット」の検索推移