ニュース

自転車利用者のヘルメット着用 4月1日からの改正道路交通法で努力義務化

2023年4月1日 施行

 4月1日から施行される改正道路交通法により、自転車利用者のヘルメット着用が努力義務化される。警察庁や各都道府県警察では、Webサイトやリーフレットなどで自転車用ヘルメットの着用を呼びかけている。

 これまでの道路交通法(令和5年3月31日まで)では、「保護者の人は、13歳未満の子供にヘルメットをかぶらせるよう努めなければなりません」とされていた。

新たに施行される道路交通法(令和5年4月1日以降)では、「自転車を運転するすべての人がヘルメットをかぶることに努めなければならないのはもちろんのこと、同乗する方にもヘルメットをかぶらせるように努めなければなりません。また、保護者等の方は、児童や幼児が自転車を運転する際は、ヘルメットをかぶらせるよう努めなければなりません」としている。

 警察庁によると、自転車乗用中の交通事故で亡くなられた人は、約6割が頭部に致命傷を負っているといい。また、自転車乗用中の交通事故においてヘルメットを着用していなかった人の致死率は、着用していた方に比べて2017年から2021年までの5年間の合計で約2.2倍高くなっているとしている。

 交通事故の被害を軽減するためには、頭部を守ることが重要と、スポーツの時だけではなく、買物や通勤・通学等、日常生活で自転車に乗るときもヘルメットを着用して、頭部を保護しましょうと呼びかけている。