ニュース

BYDとSBI損保、専用自動車保険「BYD e自動車保険」説明会 バッテリEVならではの特約やロードサービスなど用意

2023年4月25日 開催

BYD向けの専用自動車保険「BYD e自動車保険」の説明会を開催

 BYD Auto JapanとSBI損害保険は4月25日、BYD向けの専用自動車保険「BYD e自動車保険」の説明会を都内で開催した。

 BYDは1月31日から日本でBEV(バッテリ電気自動車)の新型SUV「ATTO 3」(440万円)の販売を開始しており、ATTO 3に続いてコンパクトモデルのBEV「DOLPHIN」を2023年中頃に、セダンモデルのBEV「SEAL」を2023年下半期に日本で販売することも予告されている。

 今回の説明会のお題目となるBYD e自動車保険はATTO 3の導入に合わせて発表されたもので、保険の提供も1月31日からスタートしている。BYDの正規ディーラーでは代理店型保険として損保ジャパン、東京海上日動の自動車保険を用意しているが、ユーザーが直接保険会社と契約・更新などの手続きを行なえるダイレクト型保険としてSBI損保の自動車保険も用意した。正規ディーラーでのダイレクト型保険の設定は稀なケースになるという。

 BYD e自動車保険の特徴としては、対人賠償責任保険、対物賠償責任保険、人身傷害保険、車両保険といった基本補償に加え、特約として自宅などにある充電設備を契約自動車で損傷した際の復旧に要した費用を補償する「自宅・車庫等修理費用補償特約」、契約車両で外出中に車内の持ち物や一時的に車外に持ち出した身の回り品に生じた損害に対して保険金を支払う「車内外身の回り品補償特約」などを用意すること。

 また、保険料は走行距離に応じたものとなり、年間走行距離が短いほど保険料が安くなる仕組みとなっているほか、インターネットから新規申し込みをした場合は計1万4500円の割引(新規インターネット割引:1万4000円、証券不発行割引:500円)が受けられるなど、リーズナブルな設定になっている。

 さらに「緊急対応」「帰宅・宿泊・搬送・引き取り」「落輪引き上げ・引き下ろし」「駆けつけナビ」「電欠時に最寄りの充電スポットまで搬送」といったサポートに加え、BYD e自動車保険では「レッカー距離無制限(指定の修理工場などまでは150kmを限度)」「レンタカー48時間上限」「搭乗者宿泊費用2泊まで(1人あたり1万5000円上限/泊)」といった業界最高レベルのロードサービスが契約1年目から付帯する。

 加えてBYD Auto Japanが提供する無償付帯サービスとして、タイヤ、ホイール、バンパー、ドア、ドアミラー、ガラスヘの損害を補償する「BYD eプレミアムセレクト」が用意されるのがポイントとなる。

オリジナル補償を付帯したBYD専用自動車保険を用意
正規ディーラーでのダイレクト型保険の設定は稀なケースになる
BYD e自動車保険のコンセプト
BYD e自動車保険の特徴
PCやスマートフォンのクリエイティブデザイン
加入手続きもシンプルだという

 説明会で登壇したBYD Auto Japan 代表取締役社長の東福寺厚樹氏は、BYDが2005年から電子部品の販売で日本市場に参入し、そこからPCやスマートフォンのバッテリなどにビジネスを拡大して2015年からはBEVバス、BEVフォークリフトなどの販売をスタートしたことなど会社概要を紹介するとともに、ATTO 3については「日本で1番人気のある小型SUVのど真ん中のサイズ感になっておりまして、このボディに出力は150kW、最大トルクは310Nm。そういったパワートレーンで非常に快適でスムーズに、力強く走ってくれます。WLTCモードで470km走れるというロングレンジを確保しています」とアピール。

 また、BYD e自動車保険については「BYDの保険に加入いただいたお客さまには基本補償に加えて、オリジナルの補償が付くという非常にお得な保険を用意させていただきました。従来型(代理店型保険)にもディーラーで加入できますし、ネット保険をディーラーで選べるという、お客さまに選択肢を提供できるという環境を用意いただいたSBI損保さまには本当に感謝申し上げたいと思います」と述べた。

BYD Auto Japan株式会社 代表取締役社長の東福寺厚樹氏
SBI損害保険株式会社 代表取締役社長の五十嵐正明氏