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ビーウィズ、木更津市のふるさと納税返礼品に選定された「調音施工」について「多くの人に体験してほしい」と中島敏晴代表

2023年5月25日 発表

ビーウィズの「調音施工」が木更津市のふるさと納税返礼品に選定され、社団法人テスラ・オーナーズ・クラブ・ジャパン主催の「2023TOCJ 全国ミーティング」で発表を行なった。左から社団法人テスラ・オーナーズ・クラブ・ジャパン代表の安川洋氏、ビーウィズ株式会社 代表取締役 中島敏晴氏、木更津市財務部財政課 池田氏

 ハイエンドカーオーディオの専門メーカーである「BEWITH(ビーウィズ)」が開発、販売するのがクルマの走行音静粛化プログラムである「調音施工」。クルマの室内を静かにする施工と言えば、制振材などを内装材の裏に貼っていくデッドニングという方法もある。この手法にもちろんメリットがある半面、使用する材料の重量があるため、凝れば凝るほどクルマの重量が重くなる傾向なので、音楽だけでなくクルマの走りのよさも楽しみたいという人には向かない面もあった。

 そこでビーウィズは騒音の発生源である「ロードノイズ」と「エンジンルームからの透過音」に絞った静粛化の方法を開発。それが「調音施工」だ。

「調音施工」ではビーウィズが効果を確認した認証材料のシート材(ADVANCE調音シートなど)を、車種ごと・狙いごとに効果が得られるポイントへ施工していくものだが、従来のデッドニングと大きく違うのは「乗員の体感的な静けさを高める」という部分に着目している点。

 従来のノイズ低減を狙った施工では、極端に言うと「音のしない空間を作る」ようなものであったが、われわれが暮らす空間で「無音」という状況になることはあるだろうか、そして無音でなけば不快と思うだろうか。

 世の中には心地よい音があり、気にならない音もある。また、聞こえることで他の感覚のサポートになる音もある。そうしたことから「調音施工」ではロードノイズなど人が不快に感じる周波数の音を効果的に減衰させることで「音はしているけど不快ではない車内空間」を作り上げることに成功した。

ビーウィズがその効果を認証した認証材料のシート材(ADVANCE調音シートなど)を効果が得られるポイントへ施工することで、音はしているけど不快ではない車内空間を作るのが「調音施工」

「調音施工」では前後4輪のホイールハウス周辺に施工することで、タイヤ付近からのロードノイズを抑えるプログラムを「基本プログラム」としている。そしてエンジンルーム側バルクヘッド(室内との隔壁)からの透過音を抑える施工とリアのラゲッジ床面への施工をそれぞれをオプション設定とすることで、車種やユーザーごとのニーズに対応させるという展開だ。「調音施工」の情報は公式サイトを参照いただきたい。

「調音施工」の概要。基本プログラムだけでも効果があるが、要望によって効果を高めるオプション設定が用意される
カーオーディオにおける超高忠実再生をテーマとするビーウィズでは、高品質なスピーカー類やアンプなども製作、販売している

クルマ好きな人に向けた体験型のふるさと納税返礼品として「調音施工」が選ばれた

「調音施工」が木更津市のふるさと納税返礼品に選定された。木更津市の案内パンフレットにも掲載されている

 さて、「調音施工」の開発、発売元であるビーウィズは千葉県木更津市に本社を構えているが、2023年5月25日にビーウィズが発売する「調音施工」が木更津市のふるさと納税返礼品として選定された。

 そこで5月28日に「かずさアカデミアホール」で開催されたテスラ公式オーナーズクラブ「社団法人テスラ・オーナーズ・クラブ・ジャパン」主催の「2023TOCJ 全国ミーティング」にて、ふるさと納税返礼品選定についての発表会を行なった。

「調音施工」はテスラ車オーナーにも人気ということで、木更津市のふるさと納税返礼品への選定の発表は社団法人テスラ・オーナーズ・クラブ・ジャパン主催の「2023TOCJ 全国ミーティング」のステージで行なわれた

 今回ふるさと納税返礼品として設定されたのは、基本プログラムを施工できるチケット(1台分)。こちらは30万円以上の寄付課金が対象となる。もう1つは基本プログラム+オプションプログラムが施工できるチケット(1台分)で、こちらは40万円以上の寄付課金が対象となる。

「調音施工」には全国に7店舗の施工店があるが、今回は木更津市のふるさと納税返礼品ということで、前記した2つの設定とも木更津市にある「フォーカル プラグ&プレイ本店(木更津アウトレット前)」で施工することが前提となっている。

 なお、「調音施工」はテスラ車専用ではなく多くの車種に対応するものだが、製品の性格上、クルマの作りによっては十分な効果が得られないこともある、そのため施工できる車種が設定されており、ふるさと納税を申し込む前に施工したいクルマが対象かどうかの確認を行なってほしい。

 申し込みはふるさと納税サイト「ふるさとチョイス」か、「楽天ふるさと納税」からとなる。

ふるさと納税返礼品の内容と寄付課金額

「調音施工」がふるさと納税返礼品に選定されたことについて、ビーウィズの代表取締役 中島敏晴氏は「われわれはオーディオメーカーなので車内でオーディオをいい音で聞いていただくこと、会話を楽しんでいただくために考え出したものです。今回、木更津市のふるさと納税返礼品に選定されたことをきっかけにより多くの方に、木更津市まで来て『調音施工』を体験していただければと思います。ご来店の際には事前に日時をご予約いただきますが、施工時間は3~4時間ですので施工後に木更津市を巡ることも可能です」と語った。

ビーウィズの中島氏は、オーディオメーカーとしてこだわりを持って作った「調音施工」をふるさと納税を通じて多くの人に体験してほしいと語った

 さて、今回は木更津市から財務部財政課の池田氏が来場していたので「調音施工」をふるさと納税返礼品に選定した理由を伺ってみた。

 まず、ふるさと納税とはふるさと納税を通して広く木更津市を知ってもらうこことが根底であるため、木更津市内の企業や生産者が扱うものから返礼品を選定するという。そしてビーウィズと木更津市をつないだのは、木更津市で産業支援を行なう「木更津市産業創造支援センター らずBiz」というところだという。

 木更津市のふるさと納税では、農産物の返礼品のほかに体験型コンテンツのニーズが高い傾向にあり、こうした返礼品を増やしたところ返戻金額が前年より2,7倍となったという。そうしたことから体験型の返礼品となる「調音施工」が選定されたということだ。

木更津市 財務部財政課の池田氏。体験型のふるさと納税返礼品は人気の高い傾向ということで、クルマ好きな人に向けた体験型の返礼品として「調音施工」を選定したという

 木更津市は東京湾アクアラインの開業以来、東京などからアクセスがとてもいい地域なので、木更津市もクルマで来る人を受け入れることに力を入れているそうだ。また、最近は「ポルシェ エクスペリエンス センター」のオープンもあったことから、なおさらクルマと木更津市の関係性が深まった印象だ。

 そしてクルマが好きな人に向けた「調音施工」がふるさと納税返礼品に選定されたことで、木更津市がさらに身近に感じられるようになるのではないだろうか。