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KDDI、「フォーラムエイト・ラリージャパン2023」のオフィシャルパートナーに就任 XRを活用した新たな観戦体験や通信環境を提供

2023年6月28日 発表

フォーラムエイト・ラリージャパン2023キービジュアル

 KDDIは6月28日、FIA世界ラリー選手権(WRC)日本ラウンド「フォーラムエイト・ラリージャパン2023」のオフィシャルパートナー就任を発表した。

 同社は「フォーラムエイト・ラリージャパン2023」にて、ラリーの迫力をKDDIのXR(クロスリアリティ=現実世界と仮想世界を融合する)技術で伝える新たな観戦体験の創出に取り組むほか、競技区間となる山村区間のSS(スペシャルステージ)や観戦エリア、SSやラリーカーを整備するサービスパーク会場となる豊田スタジアム周辺などの通信環境を整備するという。

フォーラムエイト・ラリージャパン2022の様子

 KDDIは2016年からSUPER GT「TGR TEAM au TOM'S」へスポンサードし、SUPER GT開催時の現地ファンシート、ドライバーやサーキットクイーンが出演するファン感謝祭などのイベント企画・運営を実施することで、ファンとチームをつなぎ、生活の楽しさ・おもしろさを提供するほか、SUPER GTトヨタGT500クラスの各チームに対して、レース分析用インフラなどを提供し、チームをIT面からサポートしている。

KDDIがauブランドでスポンサードしている36号車 au TOM'S GR Supra
SUPER GTでホームスタンドに設けられている「ファンシート」

 また、脳科学とITを組み合わせたブレインテックの技術開発を進めていて、実車のドライビングスキルの向上につながる脳トレーニングアプリの実用化も目指すなど、レースゲームで活躍するeスポーツゲーマーからレーサーへの「つながり」を支援し、日本のモータースポーツ人口の拡大にも寄与している。

 さらに自動車産業向けには、グローバル展開を推進するビジネスプラットフォームKDDI「IoT世界基盤」を通じて、世界7地域に1800万台を超える「つながるクルマ」向けの通信サービスを提供。今後も、高品質で安定した通信を提供することで、自動車会社の「つながるクルマ」のグローバル展開をサポートしていく。

 ラリージャパン2023実行委員会は「ENJOY!RALLY JAPAN」を合言葉に、「フォーラムエイト・ラリージャパン2023」をファンや選手だけでなく多くの人が楽しめるとともに、環境に配慮した未来へつながる持続可能な大会の運営を目指していることから、KDDIもその趣旨に賛同。「フォーラムエイト・ラリージャパン2023」でのさまざまな取り組みを通じて、未来につながるラリー大会の実現をサポートしつつ、ラリーとファンをつなぎ「おもしろいほうの未来へ」を目指すとしている。

「フォーラムエイト・ラリージャパン2023」での取り組み(予定)

・ラリーの迫力をKDDIのXR技術で伝える新たな観戦体験の創出
・SS、観戦エリア、サービスパーク会場(豊田スタジアム周辺)などの通信環境の整備
・大会運営に必要な通信サービスやさまざまなKDDIサービスの提供