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マクラーレンF1、トヨタ育成出身でル・マン24時間レースウィナーの平川亮選手をリザーブドライバーに起用 平川選手がモリゾウ選手へ感謝の想いを語る
2023年9月22日 11:14
- 2023年9月22日(現地時間) 発表
ル・マンチャンピオンの平川亮選手がマクラーレンF1のリザーブドライバーに
9月22日(現地時間)、マクラーレンF1チームはトヨタ育成出身で、現在はTOYOTA GAZOO Racing WECチームのドライバーとしてWEC(世界耐久選手権)などを戦っている平川亮選手をリザーブドライバーに起用することを発表した。
平川選手は、2022年のル・マン24時間で優勝するとともに、同年の世界耐久選手権世界チャンピオンを獲得。2023年のル・マン24時間ではフェラーリと激闘の末に2位となり、現在世界耐久選手権のポイントリーダーとしてチャンピオン獲得を目指して戦っている日本を代表する選手。
平川選手は今後もマクラーレンでの任務と並行して、TOYOTA GAZOO Racingの代表として世界耐久選手権に参戦する。
今回の発表に、平川選手は「マクラーレンF1チームにリザーブドライバーとして参加できてうれしいです。このような尊敬されるチームと一緒に仕事ができるのはとても楽しみであり、機会を与えてくれたザックとアンドレアに感謝しています。私はすでにチームに会い、MTCでシミュレータを体験しており、そのおかげで本格的に取り組むことができました。私は今、2023年の残りに向けて完全に準備を整え、集中しています。また、この機会を利用して2つの点について感謝の意を表したいと思います。1つ目は、TOYOTA GAZOO Racingです。両チームのドライバーを務めさせていただいたことに感謝しています。2つ目はドライバーとしてサポートしてくれたMORIZOさん(豊田章男氏)です。彼自身もドライバーとして、成長のチャンスを与えてくれるクルマなら何でも運転すべきだというアドバイスだった。この機会を最大限に活かして、成長した姿を見せて恩返ししたいと思います」とコメントしている。
記者は、2023年8月に開催されたSUPER GT第5戦鈴鹿の際、豊田章男会長に鈴鹿のパドックで遭遇。モリゾウ選手としてのフィリピンのデモランについてなど雑感を聞いた際に、「やはりドライバーはF1を走りたいのかな」とドライバーとしての気持ちを語っていた。そうしたことから、この発表はトヨタ自動車の豊田章男氏ではなく、同じドライバーであるモリゾウ選手としての気持ちが背景にあると思われる。
【14時00分】タイトルをサードドライバーからリザーブドライバーに改題しました