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トヨタ、よりスポーティに仕上げた「ミライ スポーツコンセプト(2号機)」 コンプリート販売を本格的に検討
2023年11月11日 13:40
- 2023年11月11日 公開
出力とエアロダイナミクスを向上したスポーティ仕様
富士スピードウェイでは11月11日~12日にかけて、「ENEOS スーパー耐久シリーズ2023 Supported by BRIDGESTONE 第7戦 S耐ファイナル 富士4時間レース with フジニックフェス(以下、S耐最終戦)」が開催されている。今シーズンの最終戦のため、大勢の観客が足を運んでいるほか、イベントエリアでは今年1年を振り返るブース出展なども行なわれ賑わっている。
カーボンニュートラル科学館の一角に展示されているのが、トヨタ自動車のFCEV(燃料電池車)新型「ミライ(MIRAI)」をスポーティに仕上げたモデル「ミライ スポーツコンセプト」だ。5月のスーパー耐久富士24時間レースで世界初公開しているが、実はここで展示されているのは別の個体で2号機となる。
1号機は車高を40mmほどダウンして、ボンネットやトランク、リアスポイラーをカーボンパーツ製に交換した仕様だったが、2号機はさらに20mm車高をダウンさせてより低く、さらにリアはGTウイングを装備することでダウンフォースをアップ、1号機よりもスポーティさを増した仕様となっている。
説明スタッフによると、「出力を向上したことで熱が課題となっているため、ボンネットにダクトを設けています。以前からルーバーの取り付けを予定していましたが、間に合わなくて今回初めて披露できました。現在このスタイルのままコンプリートカーとして発売できるか検討している最中です。ただし、車高については60mmダウンは低すぎるため、1号機の40mmダウンくらいになるかと思います。また出力アップについては熱の課題をクリアできる範囲になるかと思います」とのこと。いよいよこのスポーティなミライが街中を走る日が近ずいてきたようだ。
内装は「ほとんど触っていない」とのことだが、シートはGRカローラの骨格を使用しつつ、ヘッドレストなど表皮を張り替えを実施。また、ステアリングとシフトノブは、ディンプルタイプのレザーに貼り替えられている。