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KDDI、「esports Style UENO」完成発表会 1人でもチームでも楽しめるカフェ併設の新時代eスポーツ施設を初披露
2024年1月27日 08:05
- 2024年2月1日 グランドオープン
高速通信とハイスペックゲーミングPCを完備しつつカフェも併設
KDDIは1月26日、東京都台東区上野で2月1日にグランドオープンする新たなeスポーツ施設「esports Style UENO」の完成披露発表会を行なった。
会場ではKDDIパーソナル事業本部の佐々木正見氏と砂金智彦氏のほか、施設の活動や運営をサポートするDetonatioNの梅崎伸幸代表、ASUS JAPANシステムビジネス部の加藤聖士氏、オカムラ オフィス環境事業本部の眞田弘行氏、ノートンライフロックの古谷尋氏らもかけつけ、新施設にかける意気込みを語った。
KDDI佐々木氏は今回の新施設立ち上げについて、「2017年から“わくわくする未来”をキーワードにeスポーツ領域での活動を開始し、最近では日本eスポーツアワードのゴールドスポンサーに就任するなど後方支援を続けてきた」と紹介。また、「コロナ禍を機にゲームをプレイするユーザーだけでなく、観るファン層も急増している」と説明し、今回市場の成長という背景に加え、Z世代を中心とした新たな顧客層との接点強化を目標に、「直営店ならではの高品質なサービス提供や、オンラインとオフライン両場面をつなぐeスポーツの新しい情報発信拠点にしていきたい」と語った。
続いてKDDIの砂金氏が新施設の特徴を説明。esports Style UENOの最大の特徴は、高速10Gbps固定の施設専用回線や、ASUS製ハイスペックPC、ゲーム・イベント配信設備を取りそろえている点で、「好きな仲間たちと好きなゲームをストレスなくプレイできる環境を提供する」と砂金氏。
また、3Fフロアは“コミュニケーションとフレキシブル”をテーマに構成されていて、大きなフロアはプレイヤー間のコミュニケーションを促すラウンド形状のPCデスク配置になるほか、個室ブースも完備。さらに配信用ブースも設けていて、砂金氏は、「イベント用に配信環境を設けている施設はほかにもあると思いますが、個人ユースを前提に配信設備を提供する環境というのは比較的珍しいんじゃないかと思っています。これからゲーム配信をやってみたいと考えているエントリー層向けに、初心者でも利用しやすい機材で中身を構成しています」と解説した。
また、個人やチームのゲーミング利用以外にも、オフ会やファンミーティング、ゲームメーカーのお披露目&お試し会、一般企業のミーティングなど、幅広い用途の貸し出しを想定していて、1階や2階のカフェスペースと大型モニターで連携させたり、カフェではイベントに合わせたオリジナルメニューの開発も行なってくれる。
国内トップレベルのプロeスポーツチームと「DetonatioN FocusMe」提携
esports Style UENOの運営に関しては、名古屋にホームスタジアムを置き、MOBA(マルチプレイオンラインバトルアリーナ)、FPS(ファーストパーソン・シューティングゲーム)、TPS(サードパーソン・シューティングゲーム)、TCG(トレーディングカードゲーム)、格闘ゲーム、対戦アクション、サッカーゲームなど幅広いジャンルで世界の頂点を目指すゲーマーが50名以上も所属しているプロeスポーツチーム「DetonatioN FocusMe」をコミュニティビルディングパートナーとして迎えた。
DetonatioNの梅崎伸幸代表は、「コミュニティ形成・大会」「コミュニティイベント・番組サポート」「施設限定グッズ販売」「DFM主催ファンイベントの実施」「教育・育成」の5つのキーワードを掲げ、「これまで約12年間やってきた経験を集約したものを、esports Style UENOで展開していきたい。われわれの施策をいかにこの施設を通じてコミュニティにつなげていけるか。今後もeスポーツ業界に貢献すべく取り組んでまいりたいと思います」と意気込みを語った。
PCメーカー、シートメーカー、セキュリティソフトメーカーも施設をサポート
esports Style UENOの掲げる「好きに没頭できる、快適なゲーム環境」の提供については、ゲーミングPCのASUS、ゲーミングファニチュアのオカムラ、セキュリティソフトのノートンが、その思いに賛同して強力にサポート。
ASUSはROGブランドのPC本体をはじめ、モニター、マウス、キーボード、ヘッドセット、マウスパッドまで最先端の機器を供給。オカムラはプレイヤーの集中を高めつつ、快適に過ごすために開発したゲーミングファニチュア「STRIKER(ストライカー)」を供給。ノートンは、ゲームに不要なプロセスプログラムを1つのCPUコアに集約し、残りのコアをゲームのみに使うことで、プレイ中のパフォーマンスを落とすことなくパソコンの保護ができるというゲームオプティマイザーという機能を搭載した最新ゲーム用セキュリティソフト「ノートン360forゲーマーズ」を施設のすべてのPCにインストールしている。
プロゲーマーや人気ゲーム実況者も新esports施設を絶賛
発表会の後半には、プロ格闘ゲーマーの板橋ザンギエフ氏と、ゲーム実況グループ「三人称」のドンピシャ氏、さらに特別リポーターとしてタレントの倉持由香さんが登場し、YouTuberの野々宮ミカさんがMCを務め、トークセッションが行なわれた。
トークテーマは、「esports Style UENOの第1印象」や「イベントや大会など、普段とは違う環境でゲームをプレイする際に気を付けていること」「ゲームをしながら動画配信するときに気を付けていること」などで、実際に施設を使うことを想定した質問が盛り込まれた。
板橋ザンギエフ氏は第1印象について、「すごいオシャレ、駅から近いのもいいし、1階のカフェや2階のブースなど複合的なのが特徴的だなと思いました」とコメント。ドンピシャ氏も「オシャレな空間にいる自分、ちょっといいなって思えました」と感想を述べていた。
また、異なるゲーム環境への対応については2人とも、「机やシートの高さ、モニターの距離など、いかに自宅のプレイ環境に近づけられるかがポイントかな」と回答。動画配信で気を付けるポイントについては、「炎上させない」「視聴者のコメントにできるだけ反応する」など教えてくれた。
倉持由香さんは、施設内を歩き回りながらライブレポートを実施。特徴的な個室に入ると「この照明、すごく高いです。私知ってます」と笑いを誘いつつ、1階のカフェではパフェを食べながら、施設の紹介を行なった。