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三菱自動車、新型「トライトン」の発売記念イベント ブランドアンバサダーのヒロミさんは街中で映えるピックアップトラックの制作を予告?

2024年2月14日 開催

新型「トライトン」の発売記念イベントを開催

 三菱自動車工業は2月14日、新型「トライトン」の発売記念イベントをウォーターズ竹芝(東京都港区海岸)で開催し、三菱自動車工業 代表執行役副社長の中村達夫氏、新型トライトンのブランドアンバサダーに就任したタレントのヒロミさん、プロフリークライマーの野口啓代さん、プロBMXライダーの内野洋平さんが出席し、新型トライトンの魅力について語った。新型トライトンは標準グレードの「GLS」、上級グレードの「GSR」の2モデルを用意し、価格はGLSが498万800円、GSRが540万1000円。

 新型トライトンは7月にタイで世界初公開された1tピックアップトラック。「Power for Adventure」と呼ばれる商品コンセプトのもとで開発を進め、内外装デザインからシャシー、ラダーフレーム、エンジンなどを一新。日本に導入されるモデルは2列シートのダブルキャブ仕様で、スポーツモード付6速AT&4WD車のみの設定となる。

2月15日に発売となる新型トライトン

 デザインコンセプトは「BEAST MODE」(勇猛果敢)とし、ピックアップトラックに求められるタフさや力強さに加え、三菱自動車らしい堅牢さを持ちながら俊敏さも併せ持つ堂々としたたたずまいを表現。フロントデザインコンセプト「ダイナミックシールド」は、力強く立体的なフロントグリルやフェンダーからつながる力強い造形、それを強調するプロテクターでピックアップトラックに最適化された。ボディサイズはGLSが5320×1865×1795mm(全長×全幅×全高)、GSRが5360×1930×1815mm(同)で、ホイールベースは3130mmとなっている。

 パワートレーンには環境性能と動力性能を大幅に向上した新開発の直列4気筒DOHC 2.4リッタークリーンディーゼルターボ「4N16」型エンジンを搭載。回転数と負荷に応じて2つのタービンを協調させる2ステージターボシステムを採用しており、最高出力は150kW(204PS)/3500rpm、最大トルクは470Nm(47.9kgfm)/1500-2750rpmとした。

1か月の販売計画台数の6倍以上となる約1300台を受注

三菱自動車工業株式会社 代表執行役副社長 中村達夫氏

 発売記念イベントでは、はじめに中村副社長よりあいさつが行なわれ、新型トライトンについて「当社の最注力地域であるASEAN地域をはじめ、150か国を超える国で販売している三菱自動車を名実ともに支える世界戦略車です。その世界戦略車を今回、日本へ12年ぶりに投入いたします」と述べるとともに、「新型トライトンは6代目となります。Power for Adventureというコンセプトのもと、内外装デザイン、シャシー、ラダーフレーム、エンジンなど全てを一新しております。先行注文いただいたお客さまからは『とにかくかっこいい』『所有しているだけで気持ちが満たされる』というお声を多くいただいておりますし、従来のピックアップトラックに比べて格段に乗り心地、快適性が向上しています」とコメント。

 また、パジェロ譲りのスーパーセレクト4WD-IIを採用することで、大型ボディにも関わらずドライバーの意のままの走行性、高い走破性を兼ね備えており、マリンスポーツ、ウィンタースポーツ、キャンプなど趣味の世界を広げ、さまざまな冒険心に応えるクルマと語った。

 これに加え、2023年12月の発表以降、1か月の販売計画台数(200台)の6倍以上となる約1300台の受注があったことを明かすとともに、「三菱自動車をお乗りでなかったお客さまからの予約が全体の9割を占め、三菱自動車の輪が広がっていると大変うれしく思っております。明日の日本発売以降、さらなる盛り上がりに向けて活動してまいりますので、引き続き新型トライトンにご期待いただければ幸いです」とアピールした。

 そして発売記念イベントでは、新型トライトンのブランドアンバサダーに就任したタレントのヒロミさんも登場し、中村副社長とのトークショーを展開。

新型トライトンに乗って中村副社長、ヒロミさんが登場
「家族を大切にして、趣味も思いっきり楽しむヒロミさんが新型トライトンのブランドアンバサダーにぴったりだと思った」と中村副社長は語った

 今回ヒロミさんをブランドアンバサダーに選んだ理由について、中村副社長は「この新型トライトンは自分らしく、ヒロミさんのようにかっこよくライフスタイルを楽しみ尽くせるクルマです。われわれ世代の憧れである松本伊代ちゃんをはじめ、ご家族を大切にして、趣味も思いっきり楽しむヒロミさんがぴったりだと思い、ブランドアンバサダーに選ばせていただいてます」と説明。

 これに対し、ヒロミさんは新型トライトンがずっと気になっていたといい、「これかっこいいなと思っていたら今回のお話をいただいたので、即答でした」と述べるとともに、「何がすごいって、うちのママ(松本伊代さん)がトラック大好きで、いろんなの買わないでトラック買ってよって言っていたんですよ。ぜひうちのママにも乗っていただきたい」とコメント。さらに新型トライトンをベースにしたカスタムモデルを作ると宣言し、会場を沸かせた。

ブランドアンバサダーのヒロミさんには新型トライトンが贈呈される

 また、会の後半には中村副社長、ヒロミさんに加えプロフリークライマーの野口啓代さん、プロBMXライダーの内野洋平さんも登壇。

プロフリークライマーの野口啓代さん(右)、プロBMXライダーの内野洋平さん(左)も登壇
内野さんが技を披露する場面も
3名のゲストによるトークショーとともに、新型トライトンにまつわるクイズも行なわれた

 ブランドアンバサダーであるヒロミさんよりも先に新型トライトンに試乗したという野口さんと内野さんは、新型トライトンについて「ごつくてかっこいい見た目なのに、めちゃめちゃ小回りが利くんですよ。本当に積載量もすごいですし乗り心地も最高で、夢のようなクルマだなと思いました」(野口さん)、「まずは見た目で、もう顔がかっこいいのと、ボディラインがむちっとしてるんですけどしっかりと見えるんですよ、このボディの形が。あと、ライトとかグリルとかもパーフェクトにかっこよくて、僕もかなり興奮ですね」(内野さん)とコメント。

 このあと新型トライトンにまつわるクイズが行なわれ、「①トライトンはこれまで150か国で販売されているか?」「②新型トライトンのデザインコンセプトはBEAST MODEである」「③新型トライトンの最小回転半径は6.5mである」という3つの問いにゲストがマルかバツかで答える形で進行。①と②はマル、③はバツが正解となり、中でも③についてヒロミさんは「7mくらい」と予想し、野口さんは「(実際に乗ってみて)本当に小回りが利いたので、なんかもっと小さく回れるのでは」と真逆の回答だったが、ともにバツを出して正解という珍事も。実際の最小回転半径は6.2mということで、ボディは大きくても取り回しがいいのが新型トライトンの特徴の1つであることが紹介された。

2月13日に誕生日を迎え、59歳となったヒロミさんに誕生日ケーキも贈られた

 このほか、遊びの達人として新型トライトンをどうやって使っていきたいかと聞かれたヒロミさんは、「僕は山行ったり、海行ったり、川行ったりといろんな遊びをやるので、道具いっぱい乗っけてなんか作業してみたりとか、いろんなことを試してみたいですね」と語ったほか、「街で乗っててピックアップトラックってこんだけかっこいいんだっていうのを僕はやりますよ」と、今後のカスタムの方向性についても語った。