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2024年もホンダ社員有志が「シビック TYPE R」でスーパー耐久シリーズ参戦

2024年3月5日 発表

743号車「Honda R&D Challenge FL5」

 本田技術研究所と本田技研工業の従業員自己啓発チーム“Honda R&D Challenge”は3月5日、スーパー耐久「ENEOS スーパー耐久シリーズ2024 Empowered by Bridgestone」ST-2クラスに「CIVIC TYPE R」(FL5)で継続参戦すると発表した。

 ドライバーは、チーム代表で本田技研工業 商品ブランド部 ニュルブルクリンクドライビングインストラクターの木立純一氏、本田技研工業のLPLチーフエンジニアで、CIVIC TYPER(FK8/FL5)開発責任者の柿沼秀樹氏、本田技研工業 ICE完成車開発統括部 車両開発三部 車両運動性能開発課の石垣博基氏、本田技研工業 パワーユニット開発統括部 パワーユニット開発一部 中大型パワーユニット性能開発課の小林天翔氏の4名。

参戦ドライバー

 参戦マシン「Honda R&D Challenge FL5」のゼッケンは743号車。チーム監督に望月哲明氏、テクニカルサポートとしてターマック・プロが参加する。

 Honda R&D Challengeは、モータースポーツに関心のある従業員有志で立ち上げたプライベートチーム。ホンダのモータースポーツ活動は、ヒトと技術の研鑽を目的に創業直後から脈々と続いてきたが、同活動も“ヒトづくり、クルマづくり、モータースポーツの発展”へ貢献することを目指している。

 2023年シーズンは、FL5型の新型「シビック TYPE R」で初のフル参戦となったが、ベース車の素性のよさを生かして、優勝2回を含む5回の表彰台を獲得し、全レース完走。チーム初、そしてFF車としても初となるST-2クラスシリーズチャンピオンを獲得。2024年シーズンは6年目の挑戦となる。

 Honda R&D Challenge チーム代表の木立純一氏は「2023年シーズンは、ライバル勢の多くが4WD車両で戦う中シリーズチャンピオン獲得しCIVIC TYPE Rのポテンシャルの高さを証明できました。今シーズンもCIVIC TYPE Rで参戦しますが、チーム一丸となって更なる進化を求め戦い、魅力的なプロダクトを提案できる人材を育てる一端を担えるよう邁進して参ります。皆さまのご支援・ご声援をよろしくお願いします」とコメント。

 Honda R&D Challengeのドライバーで、FL5型シビック TYPE R 開発責任者の柿沼秀樹氏は「これまでチームを支えて下さった皆さまのお陰で、今年も参戦のご報告ができる事を心から嬉しく思います。昨年までの5年間ST-2クラスで孤軍奮闘して参りましたが、その甲斐あって遂に今年からCIVIC TYPE Rのライバルチームと一緒にレースをすることが叶いそうです。これからも本チャレンジを通じて人とクルマを磨き上げながら、よりHondaらしい魅力的な価値創出とモータースポーツ文化の発展に繋げて参りたいと思いますので、皆さまの応援を是非よろしくお願いします」とコメントしている。