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ホンダ自己啓発チームの「シビック TYPE R」に野尻智紀選手を起用 スーパー耐久第2戦「富士24時間レース」に参戦

2023年4月21日 発表

“Honda R&D Challenge”のシビック TYPE R

 本田技術研究所/本田技研工業の従業員自己啓発チーム“Honda R&D Challenge”(以下 HRDC)は4月21日、スーパー耐久第2戦「ENEOSスーパー耐久シリーズ 2023 Powered by Hankook 第2戦 富士 SUPER TEC 24 時間レース」(富士スピードウェイ:5月26~28日開催)のゲストドライバーとして、野尻智紀選手を起用すると発表した。

 HRDCは、モータースポーツに関心のある従業員有志で立ち上げたプライベートチームで、2019年よりスーパー耐久シリーズに「シビック TYPE R」で参戦。2023年シーズンの開幕戦ではベースモデルの開発にも参画した武藤英紀選手をゲストドライバーに迎えて、クラス初優勝を遂げることができた。

 そして、第2戦の富士24時間レースでは、全日本スーパーフォーミュラ選手権(SUPER FORMULA)3連覇に今季チャレンジしている野尻智紀選手のHRDCからの参戦が決定。開幕戦につづき、第2戦でも優勝を目指す。

 野尻選手は「富士 SUPER TEC 24 時間レースに HRDC から Honda R&D Challenge FL5 で参戦できることになり胸が高鳴っています。これはレーシングドライバーとしてだけではなく、納車の日から『CIVIC TYPE R 最高!』と運転中に何度も声に出してしまっているひとりの FL5型オーナーとしての思いがそうさせているのだと思います。今回は HRDC のレースを通じた『ヒトづくり・クルマづくり』に共感し参戦を決めました。SUPER FORMULA や SUPER GT で得た経験がチームメンバーのさらなる成長の一助になれば嬉しいです。また、マシンのポテンシャルの高さと HRDC のチーム力は今季開幕戦で証明済みですので、24時間レースでも精一杯戦い勝利を目指して参ります。みなさま、応援よろしくお願いします」とコメント。

 Honda R&D Challenge チーム代表の木立純一氏は「日本のトップレースカテゴリーである SUPER FORMULAで 2021年、2022年と2年連続でチャンピオンを獲得した野尻選手と共に富士 SUPER TEC 24 時間レースを戦えること、とても感激しております。HRDCは、ホンダのクルマづくりを担うエンジニアを中心に構成されたチームです。今回のレースを通じ、野尻選手から少しでも多くのことを学び、より強いチームを目指して参りますので、HRDC へのご声援をよろしくお願いします」とコメント

 Honda R&D Challenge ドライバーでシビック TYPE R(FL5)開発責任者の柿沼秀樹氏は「シーズン開幕戦の鈴鹿で ST-2 クラス初優勝を叶えたあと、その足でドイツに渡り念願であった シビック TYPE R 量産モデルのニュルブルクリンク FF最速を達成することができました。そのFL5のオーナーでありSUPER FORMULAのチャンピオンである野尻選手から、『HRDCのFL5で是非一緒に富士 SUPER TEC 24時間レースにチャレンジしたい』という熱い想いを頂きました。野尻選手の豊富な経験とノウハウを掛け合わせることで、過酷な24時間レースにおいてもその速さと信頼性の高さを証明したいと思います。またこの経験は高い志を持って集まったメンバーのよりよいクルマづくりに繋がると確信しています。我々のレースを通じた飽くなきチャレンジに是非ご注目ください」とコメントしている。

開幕戦の参戦メンバー