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アウディ、「Q2」アップデート 全モデルに12.3インチディスプレイのアウディバーチャルコックピット装備

2024年2月22日(現地時間)発表

「Q2」のアップデートを2024年半ばに実施

 アウディAGは2月22日(現地時間)、コンパクトSUV「Q2」のアップデートを2024年半ばに実施すると発表した。このアップデートにより、全モデルにアウディバーチャルコックピットとMMI(マルチメディアインターフェイス)のセントラルコントロールユニットとして機能する8.8インチのタッチスクリーンを搭載。これまでロータリー/プッシュボタンが配置されていた場所には、利便性の高いストレージコンパートメントが追加される。

 標準装備されるアウディバーチャルコックピットでは、従来のダイヤル式メーターに対して見やすいフルHDディスプレイ(1920×720ピクセル)を備え、ディスプレイには従来の車速、エンジン回転数、ナビゲーションあるいはメディアインフォメーションが表示される。また、選択した装備レベルに応じて、赤いアクセントのSportデザインや、メーター類をディスプレイ両端に配置したDynamicデザインなど、いくつかのデザインを設定することもできるという。

 デザインレイアウトは2つ用意。1つ目のレイアウトでは、スピ ードメーターとタコメーターがアナログメーターとほぼ同じサイズで表示され、メディアまたはナビゲーションのインフォメーションは中央の領域に統合される。2つ目のレイアウトでは読みやすさを損なうことなく、スピードメーターとタコメーターのサイズが縮小される。ほぼフルスクリーンのナビゲーションマップにはルート案内が統合されて中央に表示される。オプションとしてアウディの新しいテーマを反映したアウディバーチャルコックピットも利用でき、クラシックビューとダイナミックビューを切り替えることができるという。

 また、8.8インチに拡大された新しいMMIタッチディスプレイは、最先端のインフォテインメントシステムの集中コントロールユニットとして機能する。最上位パッケージのMMIナビゲーションプラスには、Audi Connectサービスに加え、高解像度のサテライトマップを備えたナビゲーションサービスや、Googleをはじめとするさまざまなサービスが含まれる。

 MMIナビゲーションプラスでは、ナビゲーションマップをアウディバーチャルコックピットの広い領域に表示できるため、関連するすべての走行データとともに情報の視認性が向上する。データは毎月1回更新され、システムに保存されたマップは、購入後36か月間最新の状態に保たれる。このパッケージにはさらに車線単位の渋滞情報を含むトラフィックインフォメーション、道路沿いのパーキング情報、オンラインラジオ、音楽認識機能などのオンラインサービスも追加される。

 なお、これらの装備、諸元データはいずれもドイツで販売予定のもので、日本仕様とは異なるとしている。