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KINTO、一部改良した「クラウンクロスオーバー」向けアップグレードサービスを今夏より提供

2024年4月4日 発表

KINTOは2024年4月4日に一部改良を発表した「クラウンクロスオーバー(Gグレード)」に対し、アップグレードアイテムのサービス提供を今夏から開始する

KINTO専用モデル以外では初の設定

 トヨタ自動車とKINTOは4月4日、両社が展開する「KINTO FACTORY」にて、2024年4月4日に一部改良を実施した「クラウンクロスオーバー」を対象に、今夏よりアップグレードサービスの提供を始めると発表した。

 一部改良された「クラウンクロスオーバー」の“Gグレード”には、KINTO独自の「アップグレードレディ設計」が搭載された。アップグレードレディ設計とは、車両開発の段階からアップグレードサービスに必要な施工作業を想定し、大幅に時間を短縮する構造をあらかじめ織り込んで設計することで、車両購入後に、必要な際に必要なだけ装備や機能を後付けしたいというニーズに応えるための仕組み。

 今回「KINTO FACTORY」のアップグレードサービスの対象となるのは、2024年4月に一部改良したクラウンクロスオーバーのGグレード(所有またはサブスク問わず)で、一部改良前のモデルは対象外となっている。

 アップグレードサービスで用意されるアイテムは、RSやZグレードに標準装備されている、「トヨタチームメイト アドバンスト ドライブ(渋滞時支援)」や、TSS(Toyota Safety Sense)機能を拡張する、「緊急時操舵支援(アクティブ操舵機能付)」「フロントクロストラフィックアラート(FCTA)」「レーンチェンジアシスト(LCA)」のほか、「本革シート」「前席シートヒーター/ベンチレーション」「助手席4ウェイパワーシート」「マイコンプリセットドライビングポジションシステム」「ステアリングヒーター」などがあり、今後もアイテムの拡充を進めていくとしている。

アップグレードレディ設計を通じてセンサーの取り付けやワイヤーハーネスの調整作業を短縮するイメージ

 なお、KINTOは2023年1月にサブスクリプションサービス「KINTO Unlimited」専用モデルとなる「プリウス」のUグレードから「アップグレードレディ設計」を導入し、2024年1月には「ヤリス」「ヤリス クロス」のUグレードにも拡大してきたが、今回のクラウンクロスオーバーへの導入は、KINTO Unlimited専用モデル以外では初となる。今後も他車種への展開を予定しているという。

 さらに、この機会に合わせて一部改良したクラウンクロスオーバーの全グレードを対象に、独自メーターデザインを追加できるソフトウェアアップグレードも提供予定で、このアップグレードは2023年に「アルファード」と「ヴェルファイア」の“12.3インチTFTカラーメーター+マルチインフォメーションディスプレイ搭載車”を対象に提供したところ好評だったことから、今回クラウンクロスオーバーへも拡大したとしている。

【#KINTO FACTORY】#新型アルファード #新型ヴェルファイア メーターデザインアップグレード既存の4種類のメーターデザインに、2種類を追加可能人とはちょっと違う愛車を楽しめます(47秒)