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日産「サクラ」、電気自動車の販売台数No.1を2年連続で獲得 約41%をサクラが占める

2024年4月11日 発表

サクラ

 日産自動車は4月11日、2023年度(2023年4月~2024年3月累計)の国内販売でBEV(バッテリ電気自動車)「サクラ」の販売が3万4083台となり、2022年度に続いて2年連続で電気自動車の販売台数No.1を獲得したと発表した。

 発表によると2023年度の国内EV販売台数において約41%をサクラが占めており、日本市場におけるEV普及をけん引した。EV販売ランキングにおいては2位に「リーフ」(約7100台)、3位に「アリア」(約6300台)が続いており、日産のBEVがトップ3を占める格好となった。

 また、環境負荷低減およびBCP(事業継続計画)対策を目的とした法人や自治体での導入も進み、営業車や商品配送、空港内での荷物輸送の牽引車としてなど、さまざまな場所で活躍しているという。

 一方でサクラの購入時にユーザーに気に入った点を聞いたところ、1位に「国・地方からの補助金」、2位に「自宅で充電できる(ガソリンスタンドに行かなくてよい)」が入り、以下「燃料費(電気代)が安くすむ)」「静粛性」「運転のしやすさ」が続いた。

 また、地域別販売構成比を見ると「北海道」が1%、「東北」が5%、「関東」が32%、「中部」が21%、「近畿」が19%、「中四国」が9%、「九州」が13%となり、この特性は軽自動車の全需(2WD)と同様の傾向にあるとのこと。都市部/地方など偏ったエリアだけでなく、軽需要のある全地域でサクラの需要はあると日産では分析している。

 そのほか30%以上のユーザーが最上位の「G」グレードを選択しており、ボディカラーはホワイトパールが1番の人気カラーで、次いでホワイトパール/チタニウムグレー 2トーンが続いているという。