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メディア4耐レース参戦用「Car Watchロードスター号」の新カラーリング完成
2024年9月20日 09:10
- 2024年9月21日 開催
今年で35回目を迎える「メディア対抗ロードスター4時間耐久レース(通称:メディア4耐)」が、9月21日に筑波サーキット(茨城県下妻市)で開催される。
今年は大きな変更点が2つ。まず車両がモータースポーツ参加への親しみやすさの向上を目的に、同じND型のロードスターではあるけれど、これまでのレース専用車両から一般ユーザーが購入して公道走行も可能なパーティレース仕様(NR-Aグレード)に刷新された。また、環境への影響と持続可能なモータースポーツの実現に向けた一歩として、燃料をスーパー耐久レースなどでも使用している「CN(カーボンニュートラル)燃料」を使うことになった。
今回から車両が新しくなるということで、Car Watchではカーコーティングやカーラッピング、フィルム貼りなどを手掛けるカーディテイリング企業のカービューティープロにカラーリングを依頼した。
カラーリングは、白いボディに媒体カラーの「赤」を主体にデザインを行ない、そこに黒の影を入れることで全体的にレーシングな雰囲気を表現した、従来のイメージを継承。従来のギザギザ模様から、さらにモータースポーツ色を濃くするのと、「必勝」の祈願を込めてチェッカーデザインを採用。
カービューティープロでは、編集部から送られてきたデータをもとに、ラッピング用シートにできる限り無駄のないように配置し、インクジェット機でまとめて印刷し、切り出してもらった。
貼り込みはカービューティープロのスタッフ3名で実施。まずは一旦貼るステッカーすべてを仮止めして、近くや遠くからみてバランスを確認。せっかくのステッカーが切れてしまわないように、できる限りドア開口部やフェンダーの隙間などを避けて配置してもらった。
貼り込みは大きいものからスタート。特に湾曲部は温めつつシートをRに馴染ませながら貼る必要があるので時間がかかる。前後フェンダーとドア、ボンネット、トランクが貼り終わったら、あとはスポンサーなどのロゴステッカーの貼り込み。こちらは小さいとはいえ、平行に貼る必要があるので、かなり慎重な作業が求められるという。
メディア4耐は16時スタートの20時ゴールなので、後半は暗くなるため車両を見分けるために各チームがいろいろな照明を点ける。このナイトランを観られるのもメディア4耐の醍醐味の1つでもある。最近はLEDの長いタイプもかなり売っているので、Car Watchロードスター号には、青と白のLEDライトを装着。電源は規則でシガーソケットのみしか認められていないので、エーモン工業の「電源プラグ」と簡単に電源を分岐できる「プラス・マイナス分岐ターミナル ワンタッチ接続」を使用。シフトノブの手前にON/OFFスイッチを設けた。写真はまだ完成度90%の状態なので、ぜひ100%の完全状態を現地で見ていただきたい!
メディア4耐が「ギネス記録」に挑戦
35周年を迎える2024年のテーマは「ロードスターを愛する仲間と祝い、未来に向け、仲間を拡げる」として、出場チーム、ファン、運営者、協賛社など、本大会に関わるすべての仲間とともに、35年間続いた「最も長く続いている自動車のワンメイクレースシリーズ」としてギネス世界記録に挑戦。節目を祝うと同時に、未来に向けて継続していくための取り組みも開始される。
そのほかにも、スロットカー、バーチャルレース、プラカードキッズ、レース車両同乗体験など、子供から大人までモータースポーツをはじめとする自動車文化に触れられるコンテンツが用意されるので、ぜひ足を運んでいただきたい。
「第35回 メディア対抗ロードスター4時間耐久レース」概要
開催日時:2024年9月21日(雨天決行)
・ゲートオープン:7時
・ゲートクローズ:21時
・メインレース決勝スタート:16時予定
会場:筑波サーキット(茨城県下妻市村岡乙159)
入場料:無料(パドックフリー)
・中学生以下は保護者の同伴が必要。
・自動車やバイクは駐車料金が別途必要。
駐車料金(当日は現金のみ)
・普通車:前売り3000円/当日4000円
・普通車:(全長5m以上):前売り4000円/当日5000円
・バイク:前売り2000円/当日3000円
・バス:9000円(前売りのみ)
・自転車:無料