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パイオニア、スーパーフォーミュラ第6戦富士で新製品のサイバーナビなど速攻展示
2024年10月15日 09:40
- 2024年10月12日~13日 開催
この10月10日、2024年の新製品としてカロッツェリアブランドからカーナビやディスプレイオーディオ、スピーカーなど数多くのアイテムをリリースしたパイオニア。同社では「クルマを楽しむ提案を」をコンセプトにしたコンテンツをWebサイトで配信中だ。同コンテンツではレーシングドライバーの小林可夢偉選手を起用し、「テール・トゥ・ノーズ」や「This is 可夢偉's STYLE」など、カーライフを楽しむためのノウハウを提案している。
そして10月12日~13日、可夢偉選手が所属しパイオニアがサポートする「kid's com Team KCMG」が参戦する、全日本スーパーフォーミュラ選手権の第6戦および第7戦が富士スピードウェイ(静岡県小山町)において開催された。当日は「SF NEXT50ヴィレッジ」内にブースを出展したほか、報道陣向けに可夢偉選手のトークセッションが開催された。
トークセッションでは前日発表されたばかりのアノ話も!?
10月12日の予選直後に開催されたトークセッション。終了から30分も経たないタイミングだったが、可夢偉選手はまったく疲れた様子もなく登場。さっそく予選の話となった。この予選ではチームメイトの福住仁嶺選手がトップタイムをマークするも、可夢偉選手は11番手。前日のフリー走行で「(福住選手とは)あまりにも真っ直ぐの差があって。同じセッティングで同じウイングレベルなんですけど(ストレートで)5km/hぐらい違って。それで(ラップタイムが)コンマ5ぐらい違っていた」ことから、セッティングを見直したものの「Q2ではうまくいかなかった」とコメント。ただ、話す様子からはさほど気にしている様子は見えず、決勝に向けてある程度の自信があるように感じられた。
話は一転、サーキットなどへの移動中の過ごし方に変わったが、最近はどんな音楽を聞いているかという質問に対しては「あまり聞いてないですね」と苦笑。というのも、移動用のクルマを電動車からエンジン車に変えたとのことで、「最初は無音もいいなと思っていたんですけどエンジン音に戻ると、やっぱエンジン音いいなって」と、レーシングドライバーらしい答え。
そして話は前日に発表されたTOYOTA GAZOO Racingとマネーグラム ハースF1チームによる業務提携についてへと移った。正直、詳しくは知らなかったと前置きしつつも、「参加するというカタチでトヨタとして名前がF1界に戻ってくるのは関心深い1ページではあります」と述べつつ、「勝つことが目標という話ではなく、人を鍛えるという明確な理由があるところも、前回F1に参戦したときとは方向性が違う」と、ドライバーでありつつWECではチーム代表をこなす可夢偉選手ならではのコメントも。
今回のカロッツェリアの新商品についてはディスプレイオーディオ「DMH-SF900」が気になった様子。「(これをリリースしたのは)会社として結構チャレンジしたな、と。ケータイって言うのは今一番身近に持っているもので、それとリンクするっていうのはすごく大きいと思う」と歓迎。また、ここ最近同社が力を入れているネット接続やストリーミング機能については発売当初(2017年)から使っていると言い、「いつでも見たいときに見られるっていうのは便利。あれで時代が変わって。僕の今の生活ではテレビ機能は必要なくなった」と、どっぷりハマっている様子だった。
トークセッション終盤には、予選でみごとポールポジションを獲得した福住仁嶺選手がサプライズで登場。「チームにとって今日が2度目のポールということで。とにかく初優勝というところがないので。前回の富士では悔しい思いもしましたし、それはチーム全員が同じ思いで、悔しい思いでいっぱいだと思うので、今回こそは落ち着いて。優勝したいって言うとたぶんまた皆が緊張しちゃうと思うので、とにかく落ち着いて楽しみながらやりたいと思います。頑張ります」と決勝に向けての意気込みを語った。
イベント広場では新製品のサイバーナビなどを展示
グランドスタンド裏のSF NEXT50ヴィレッジではkid's com Team KCMGブースに「carrozzeria×Kids com Team KCMG ラウンジ」を出展。新商品やそれらを装着したデモカーを展示したほか、小林可夢偉選手のこだわりコーヒー「KAMUIコーヒー」を飲むことができる移動式カフェも用意。多くの来場者でにぎわっていた。