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ホンダ、本社建て替えで2025年5月に青山ビルでの業務終了「ウエルカムプラザ青山」は2025年3月31日で休館
2024年12月20日 11:57
- 2024年12月20日 発表
建て替え前に最後のイベント、青山ビルの建築ツアーやホンダウエルカムプラザ青山の歴史を振り返る展示を開催
本田技研工業は12月20日、東京都港区南青山に所有するHonda青山ビル(以下、青山ビル)の建て替えのため、同ビル1階にある「ホンダウエルカムプラザ青山」を2025年3月31日で休館、同ビル内での業務を2025年5月で終了すると発表した。
現在の青山ビルは2025年度に解体し、同地に建設する新たなビルは2030年度の完成を目標としている。建て替え期間中、同ビルに勤務していた従業員は、東京都港区の虎ノ門アルセアタワーと埼玉県和光市のホンダ和光ビルにて業務を行なう予定。
また、建て替え前の最後のイベントとして、青山ビルに込められたホンダフィロソフィーを体感してもらう同ビル建築ツアーと、39年間愛されてきたホンダウエルカムプラザ青山の歴史を振り返る展示イベントも開催される。
青山ビルは、当時の国際化や情報化といった時流に対応し、本社機能の充実、効率化を図るため、1985年に2代目の自社ビル本社として建設された。同ビルにはホンダのクルマづくりの考えである安全性、省エネルギー、居住性、操作性、機能優先のデザインが導入されており、一例としてバルコニーには、上部への延焼とガラスの落下を防ぎ歩行者の安全を確保するなど、防災、安全に細心の配慮がされた。
また、ビル開館と同時に、社会との調和、コミュニケーションを図る場として、1階にはホンダウエルカムプラザ青山を開館。新製品や技術の展示、各種イベントの開催などの運営をしてきた。ビルの地下3階には35tのカナダ産ヒバの大樽2つがあり、貯水された水は、「宗一郎の水」として一般の人へも無料で提供され、災害時の飲料水としての役割も担ってきた。
青山ビル誕生から39年、社会や産業が急速に変革に向かう中で、ホンダは将来にわたり人々や社会から「存在を期待される企業」であり続けることを目指していて、そのために、「イノベーションを生み出す変革と発信の拠点」となるグローバル本社機能を構築することが必要だと考え、それを実現できる新たなビルへの建て替えが行なわれる。
ホンダ青山ビル 建築ツアー概要
初代本社ビルであり、2023年に解体された八重洲ビルに込められた創業者の想い・ホンダフィロソフィーを継承したホンダ青山ビル。建築を通してビルに込められたホンダフィロソフィーを、八重洲ビルの建築ツアーも担当された建築史家の倉方俊輔先生の解説とともに案内。
開催日:2025年2月23日
開催時間:10時〜11時30分/13時〜14時30分/15時30分〜17時 ※計3回開催
開催会場:ホンダ青山ビル(1階ホンダウエルカムプラザ青山に加え、ビル内部も含む)
〒107-8556 東京都港区南青山2-1-1
募集人数:75名を予定(25名×3回。応募多数の場合は抽選)
参加料金:無料
ツアー案内人:倉方俊輔 建築史家/大阪公立大学教授
ツアー応募期間:2025年1月24日~2025年2月9日
ツアー詳細・お申込み方法:公式Webサイトより申し込みが必要