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アルプスアルパイン、独自“ステルス加飾技術”で操作パネルが消える製品「NINJA」シリーズを2025年春に投入
2025年2月10日 11:58
- 2025年2月3日 発表
アルプスアルパインは2月3日、独自のステルス加飾技術を活用し、車室内インテリアと自然に調和しつつ機能性とデザイン性を両立させ、車両全体の品位向上に貢献する製品シリーズを「NINJA」と命名したと発表した。NINJA製品の市販市場およびOEM製品への納入は2025年春の予定。
アルプスアルパインは、安心・安全・快適・感動といった要素を兼ね備えた空間づくりを実現するため、ハードウェア、ソフトウェア、そして感性領域のすべてを一体化させた次世代の車室内コンセプトとして「デジタル・キャビン」の開発を推進。今回そのアプローチの1つとして、操作ボタンやディスプレイを木目調や金属調の車内インテリアと調和させ、使用時にのみ表示が浮かび上がる「ステルス加飾技術」を開発・採用。
ステルス加飾技術は、特殊顔料と微細加工技術を融合した革新的な印刷技術と、加飾模様の影響を受けない独自開発アルゴリズムによって、表示部の見やすさと本物の素材感や手触り感を実現させたもの。パネル、フィルム、印刷、成形品などの加飾層を前面に配置し、その背面に表示装置や操作スイッチを組み込める構造を特徴としている。
「NINJA」はステルス加飾技術を用いた製品シリーズの名称で、ドライバーカメラやキャビンモニタリングシステムの「CAMERA(カメラ)」、メーターやインフォテインメントディスプレイの「DISPLAY(ディスプレイ)」、車内照明やインジケーターの「LIGHTING(ライティング)」、ボタンやタッチパネルの「SWITCH(スイッチ)」といった4種に分類されるという。
また、NINJAシリーズの第1弾として、2025年春に「ハイエース専用コンソール取り付け型ワイヤレス充電器」を発売予定。通常時は黒いコンソールに見えるが、充電中にはインジケーターが表示される仕様の製品となっている。