ニュース
マツダ、2025年のS耐参戦体制発表 将来のスポーツカー開発も視野に入れた取り組みも
2025年3月15日 12:05
- 2025年3月14日 発表
マツダは3月14日、2025年のスーパー耐久シリーズ(ENEOSスーパー耐久シリーズ2025 Empowered by BRIDGESTONE)の参戦体制を発表。スーパー耐久への参戦により、カーボンニュートラルの技術実証への挑戦、将来のスポーツカー開発も視野に入れた取り組みなどを行なっていくという。
2025年シーズンは、ST-Qクラスに「MAZDA SPIRIT RACING 3 Future concept」 「MAZDA SPIRIT RACING RS Future concept」、ST-5Rクラスに「倶楽部MAZDA SPIRIT RACING ROADSTER」の3台で参戦する。
MAZDA SPIRIT RACING 3 Future concept(55号車)
55号車「MAZDA SPIRIT RACING 3 Future concept」は、欧州で市販されているリニューアブルディーゼル燃料(HVO)を2024年に続き使用して、シーズン中に二酸化炭素回収技術を投入する予定。さらなるカーボンニュートラルの技術実証への挑戦を通して、「人を育て、技術を鍛える」ことを目標に挑む。
ドライバーは、プロレーシングドライバーの井尻薫選手、阪口良平選手 社内ドライバーの前田育男選手、寺川和紘選手。
MAZDA SPIRIT RACING RS Future concept(12号車)
12号車「MAZDA SPIRIT RACING RS Future concept」は、カーボンニュートラル燃料を2024年に続き使用。将来のスポーツカー開発も視野に入れた空力/シャシー性能改善の取り組みを行ない、「人を育て、技術を鍛える」ことを目標に挑戦する。
ドライバーは、プロレーシングドライバーの関豊選手、堤優威選手、社内ドライバーの川田浩史選手。
倶楽部MAZDA SPIRIT RACING ROADSTER(120号車)
120号車「倶楽部MAZDA SPIRIT RACING ROADSTER」は、「スーパー耐久レースへの道」プログラムで選ばれたドライバーが、新たな時代におけるモータースポーツ文化の担い手になってもらうこと、またグラスルーツモータースポーツに参加する人の目標、憧れの存在になってもらうことを狙いとして参戦を継続する。
ドライバーは、上田純司選手、加藤達彦選手、久米田昴選手、松原泰世選手、南澤拓実選手、吉田恭将選手。
マツダでは、スーパー耐久シリーズにおいて、モータースポーツを通じて「人を育て、技術を鍛える」というビジョンのもと、次世代へ託す輝かしい未来の実現に向けた環境技術やよりよいクルマ造りに必要な将来技術の実証へ挑戦。2025年シーズンでは、ST-Qクラスの2台について、その理念を体現する車両名称へとリニューアルしてレースに臨む。また、ST-5Rクラスも継続して参戦し、「スーパー耐久レースへの道」のプログラムも継続していく。