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仏プジョー、ジュネーブショーで新型コンパクト「108」発表
新型「308 SW」など28モデルを一堂に展示
(2014/2/18 21:05)
オートモービル・プジョーは2月17日(現地時間)、第84回ジュネーブ・モーターショー(プレスデー:3月4日、5日、一般公開日:3月6日~16日)の出展概要を発表した。このなかで同社は、プジョーブースで新型「108」「308 SW」をはじめ、「308 Rコンセプト」「208 T16 Pikes Peak」「RCZ R」など28台のニューモデルとコンセプトカー、これらの車両に搭載される各種パワートレーンなどを展示する。
New プジョー 108
2014年夏にデビューを予定するAセグメントカーの新型「108」は、3ドア、5ドア、カブリオレの3種類のボディータイプを設定。3.47mの全長と840kgという車重が車両スペックとして公開され、さらに1.0リッター VTi 68 直列3気筒ガソリンエンジン、PureTech 1.2リッター VTi 82 直列3気筒ガソリンエンジンを含む4種類のパワーユニットが用意され、パワーステアリングとサスペンションの設定によって、市街地ではどんな状況でも手ごたえの走りと最適な乗り心地を提供するとしている。
New プジョー 308 SW
新型「308 SW」は、2013年9月にフランクフルトモーターショーで世界初公開された308シリーズ(日本未導入)の追加モデル。「すべてを一新し、前のモデルからは名前のみ引き継いだ」と表現されるこのモデルでは、ベースとなる308シリーズでも採用する軽量ボディーに、このカテゴリーに求められる容量、空間、機能性、操作性を備えた1台となっている。
パワートレーンでは、直噴ターボの直列3気筒ガソリンエンジン「e-THP 1.2リッター 130HP」と6速MTの組み合わせのほか、第3世代のアイシン製6速ATを、508にも搭載した「BlueHDi 2.0リッター180」「BlueHDi 2.0リッター 150」といったディーゼルエンジンと組み合わせて搭載する。
このほかにプジョーブースでは、ブランドのデザイン性とドライバビリティを紹介するべく、ハイパフォーマンスクーペの「RCZ R」、カーボンファイバーボディーとプジョー・スポールがファインチューンした270HPエンジンを採用するコンセプトカーの「308 Rコンセプト」、2013年6月に開催された「パイクス・ピーク・インターナショナル・ヒルクライムレース2013」で総合優勝を果たしたレースマシン「208 T16 Pikes Peak」などを展示。
このほか、新しい「PureTech 1.2リッター 直列3気筒ガソリンエンジン」、ユーロ6ディーゼル排ガス規制適合の「Blue HDiディーゼルエンジン」、回生エネルギーを圧縮空気として貯め、圧縮空気で油圧モーターを駆動してエンジンをアシストする「2008 Hybrid Air Concept」、ディーゼルハイブリッドの「HYbrid4」といった環境対応技術について紹介する。