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ダイハツ、新型「コペン」発表会で“第3のデザイン”を2015年発売と予告
充実したオープンカーライフの実現を目指した「ラブ・ローカルbyコペン」活動を開始
(2014/6/20 00:24)
ダイハツ工業は6月19日、軽オープンスポーツカーの新型「コペン」を発表し、同日から全国一斉発売した。新型「コペン」の詳細については関連記事(http://car.watch.impress.co.jp/docs/news/20140619_654038.html)を参照していただきたい。
新型コペンの発表会では新しい試みとして、日本各地の地域ならではの風土、個性、持ち味を最大限に楽しめる「オープンカーライフ」の実現を目指した「ラブ・ローカルbyコペン」活動の概要も紹介された。
発表会の壇上に立ったダイハツ工業の三井社長から最初に語られたのは、新型コペンは単なる新型車という位置づけではなく、サービスやコミュニティが一体となった新しいカーライフを提供する役目も担ったクルマであるということ。つまりクルマを売り、メンテナンスを行うという従来の構図から、コペンを購入してくれたユーザーに様々な満足度を継続して提供していくというもので、これを日本初の「オープンカーライフ」というブランドに育てていくとのことだった。そして新型コペンの英語表記である「COPEN」は初代では「コンパクトオープン」から取ったものだったが、2代目では「Community of OPEN car life」からのコペンになった。
この新型コペンの商品概要は主に4つの項目で構成されていた。まずは「感動の走行性能」という項目について。これは高い剛性を確保するために新設計された「D-Frame(ディーフレーム)」やサスペンション、パワートレーンに専用のチューニングを施すことで、スポーツカーらしい乗り味を実現されている。
次に「自分らしさを追求する」という項目。新型コペンでは内外装着脱構造「DRESSFORMATION(ドレスフォーメーション)」を採用し、樹脂パーツとなっているボンネット、トランクフード、フロント&リアバンパー、フロント&リアフェンダー、ロッカー、フューエルリッドの11点をユーザーの好みで変更を可能。また、内装も運転席/助手席のパネルやオーディオクラスターを交換可能な構造にしてある。この2点から、従来のクルマにはないカスタマイズの可能性を与えている。
そして2014年の夏以降に開始予定なのが、新型コペンを購入したユーザーを対象とした「オーナー見学」である。これはその名のとおり、オーナーになる人が、自分のクルマを生産している「コペンファクトリー」を見学できるというもの。これによってただ待つだけだった従来の納車前に、ワクワクできる時間を持ってもらうというものだ。
さらに納車後もコペンを通じてカーライフを満喫してもらうために、コペン認定ショップ「コペンサイト」を全国の販売会社の店舗に設置。ここは気軽に仲間が集い、交流できるドライバーズサロンである。そしてカスタマイズなどに詳しい「コペンスタイリスト」も常駐させるとのことだ。また、コペンサイトでは地域に密着しているディーラーの特徴を生かし、地域色のあるイベントなども行う予定になっている。このように新型コペンを軸に、これまでにない充実したカーライフを送るためのプランが「オープンカーライフ」なのである。
この日に発表された新型コペンは2モデル。「コペン ローブ」と「コペン X(クロス)モデル」だが、Xモデルは2014年秋に発売予定となっている。
コペン ローブはDVVT(連続可変バルブタイミング機構)を採用した3気筒0.66リッターターボエンジンが搭載される。最大パワーは47kW(64PS)で最大トルクは92Nm(9.4kgm)。トランスミッションには7速スーパーアクティブシフト付きCVTと5速MTが用意されている。駆動方式は2WD(FF)だ。
サスペンションはフロントがマクファーソンストラット式、リアがトーションビーム式だが、ボディー及びアーム類の補強により、非常に高い安定性を持っているという。また、乗り味についても落ち着いた印象に仕上げたとしており、クラスを超えた走りが味わえるはずである。