ニュース
スズキ、「スペーシア」「スペーシア カスタム」の一部改良で軽初のステレオカメラ衝突被害軽減システム搭載
燃費を32.0km/Lまで高めて自然吸気全車が免税対応
(2015/5/19 16:21)
- 2015年5月19日発売
- スペーシア:127万4400円~150万3360円
- スペーシア カスタム:152万8200円~176万2560円
スズキは5月19日、軽ハイトワゴン「スペーシア」「スペーシア カスタム」を一部改良した。価格はスペーシアが127万4400円~150万3360円、スペーシア カスタムが152万8200円~176万2560円。
スペーシア
モデル | エンジン | 変速機 | 駆動方式 | 価格 | JC08モード燃費 |
---|---|---|---|---|---|
G | 直列3気筒DOHC 0.66リッター | CVT | 2WD(FF) | 1,274,400円 | 32.0km/L |
4WD | 1,395,360円 | 29.0km/L | |||
X | 2WD(FF) | 1,382,400円 | 32.0km/L | ||
4WD | 1,503,360円 | 29.0km/L |
スペーシア カスタム
モデル | エンジン | 変速機 | 駆動方式 | 価格 | JC08モード燃費 |
---|---|---|---|---|---|
GS | 直列3気筒DOHC 0.66リッター | CVT | 2WD(FF) | 1,528,200円 | 30.6km/L |
4WD | 1,649,160円 | 29.0km/L | |||
XS | 2WD(FF) | 1,641,600円 | 30.6km/L | ||
4WD | 1,762,560円 | 29.0km/L |
今回の一部改良では、従来からあるレーザーレーダーで車両前方の状況を検知する「レーダーブレーキサポート」に替え、2つのカメラを使うステレオカメラ方式の衝突被害軽減システム「デュアルカメラブレーキサポート」を軽自動車として初めて採用。車線逸脱警報機能、ふらつき警報機能、先行車発進お知らせ機能などとセットで全車にメーカーオプション設定している。
デュアルカメラブレーキサポートでは約5km/h~約100km/hの速度域で車両や歩行者を検知し、衝突の危険性がある場合はブザー音とメーター内の表示によって乗員に危険を知らせるほか、自動ブレーキを作動させて衝突の回避、または衝突時の被害軽減を図る。
また、自然吸気エンジンに同社の低燃費技術である「S-エネチャージ」を採用。同時にエンジン自体でも圧縮比の向上、EGRシステムの追加、エキゾーストマニホールド一体型シリンダーヘッドの採用といった改良を行い、JC08モード燃費を2WD(FF)車で32.0km/L(スペーシア カスタムは30.6km/L)、4WD車で29.0km/Lに向上。自然吸気エンジンを搭載する全車がエコカー減税で自動車取得税と自動車重量税が免税(100%減税)となった。
なお、「スペーシア」「スペーシア カスタム」に従来からラインアップしているターボエンジンモデルについては、S-エネチャージを搭載して8月に発売を予定している。
内外装の変更も行われ、スペーシアではフロントグリルにメッキのアクセントを設定し、ボディーカラーに新色「フレンチミントパールメタリック」を追加。インテリアでは内装色をベージュとグレーの2色としている。スペーシア カスタムではフロントグリルのメッキ加飾使用部位を増やし、立体感とワイド感を強調。インテリアのシート表皮に赤のアクセントカラーを使って精悍な印象を演出している。
このほかに装備面では、ボディー前後左右の4個所にカメラを設置し、車両を真上から見たような俯瞰映像をカーナビ画面に表示する「全方位モニター」を、7インチディスプレイを採用する新開発のメモリーナビゲーションとセットでオプション設定した。さらに車内の快適性を高めるため、フルオートエアコンを全車に標準装備し、上位グレードのスペーシア Xとスペーシア カスタム XSではナノイー機能を追加。ヒーターは「CVT温水カットバルブ」の採用ですばやく暖まる仕様となり、全車にシートヒーター(2WD車は運転席のみ、4WD車は運転席/助手席)とリアヒーターダクトを搭載。フロントドアウインドーに紫外線(UV)を約99%カットし、赤外線(IR)もカットする「プレミアムUV&IRカットガラス」を採用している。