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マセラティ、330PS仕様のエントリーモデル「クアトロポルテ」、1175万円

クアトロポルテシリーズ過去最高燃費の10.2km/Lをマーク

2015年9月1日発売

1175万円

 マセラティ ジャパンは9月1日、ラグジュアリースポーツセダン「クアトロポルテ」に330PS仕様のエントリーモデルをラインアップに追加して発売した。価格は1175万円。この新グレードの追加により、クアトロポルテは4グレード展開になる。

 また、新グレード追加とともに、他のクアトロポルテおよびミドルセダン「ギブリ」の環境性能や安全性を強化した改良モデルも発表されている。

モデルエンジン変速機駆動方式価格
クアトロポルテV型6気筒3.0リッターツインターボ(330PS)8速AT2WD(FR)11,750,000円
クアトロポルテ SV型6気筒3.0リッターツインターボ(410PS)13,710,000円
クアトロポルテ S Q44WD14,730,000円
クアトロポルテ GT SV型8気筒3.8リッターツインターボ(530PS)2WD(FR)18,340,000円

 今回ラインアップに追加されたクアトロポルテは、330PS/500Nmを発生するEURO6対応のV型6気筒3.0リッターツインターボエンジンを搭載。「クアトロポルテ S」「クアトロポルテ S Q4」が発生する410PS/550Nmと比べ出力は抑えられるものの、0-100km/h加速は5.6秒、最高速266km/hを実現しており、プレミアム性やデザイン性、スポーツ性を損なうことなく先進的な装備を備えた戦略モデルとして位置付けられている。また、アイドリングストップ機能を標準装備し、燃費はクアトロポルテシリーズ歴代最高となる10.2km/Lを実現。CO2排出量も212g/kmに抑えられた。

 そのほか、クアトロポルテ/ギブリシリーズの改良では全車にアイドリングストップ機能を標準装備し、燃費を最大12%向上、排出ガスを最大12%低減。

 装備面ではリアバンパーに設置された2つのセンサーが死角内を走行する車両を検知すると、ドアミラーの警告灯と音声でドライバーに知らせる「ブラインド・スポット・アラート」、駐車場からバックで出るときに車両や物体を検知すると同様の警告を行う「リヤ・クロス・パス」を新たに導入。クアトロポルテシリーズでは「クアトロポルテ S」「クアトロポルテ S Q4」「クアトロポルテ GT S」に、ギブリシリーズでは「ギブリ S」「ギブリ S Q4」に標準装備している。

 さらに「ハーマン・カードン」のオーディオシステムをクアトロポルテシリーズ全車に標準装備(ギブリは全車オプション)するとともに、リアシートヒーター、電動リアサンシェードを「クアトロポルテ S」「クアトロポルテ S Q4」「クアトロポルテ GT S」に標準装備するなど、さまざまな改良が実施されている。

(編集部:小林 隆)