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BMW、「i8」に最大600mの照射距離を実現した「BMWレーザー・ライト」

85万円でオプション設定

2015年10月14日発表

85万円

左からロービーム、ハイビーム、LEDハイビームとレーザー・ライトを点灯させたところ
PHVの4シータースポーツカー「i8」

 ビー・エム・ダブリューは10月14日、プラグイン・ハイブリッド(PHV)の4シータースポーツカー「i8」に、次世代ライト技術「BMWレーザー・ライト」をオプション設定したと発表した。価格は85万円。BMWレーザー・ライトを装備した車両は、2016年1月から納車が行われる予定。

 BMWレーザー・ライトは、レーザー・ダイオードが発する光をヘッドライト内で蛍光体を用いて白色光に変換し、自然光に近い白色光を放射するのが特長となる次世代ライト技術。約70km/hを超えるとLEDハイビーム・ヘッドライトに加えてレーザー・ライトが自動的に点灯する仕組みを有し、LEDの約2倍に相当する最大600mまでの照射範囲を照らすことが可能という。

 レーザー・ダイオードは通常のLEDに比べ10分の1ほどのサイズで、重量削減にも貢献。さらに従来のLEDライト技術と比べて30%優れるというエネルギー効率を誇り、大幅な消費電力の削減を実現するとしている。

レーザー・ダイオードが発する光をヘッドライト内で蛍光体を用いて白色光に変換、自然光に近い白色光を放射する
BMWレーザー・ライト

(編集部:小林 隆)