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スバル、新型「ステラ」 軽量高剛性の新型プラットフォームで走りの基本性能を向上し135万8500円から
2025年6月12日 12:46
- 2025年6月12日 発表
- 135万8500円~205万7000円
スバルは6月12日、新型「ステラ」を発表した。「L」「G」「Z」「ZS」の4グレード展開で、価格は135万8500円~205万7000円。
ステラは、軽自動車ながら天井が高く、広々とした室内空間を備えるだけでなく、リアシートが可動するなど実用性に優れたダイハツ工業からのOEM供給モデル。第4世代となる新型ステラは、リアスライドドアの採用や先進安全機能の進化、スタイリッシュなデザインの実現など、全方位で商品力が高められている。
新型「ステラ」の主な特徴
エクステリアデザインは、フロントグリルからヘッドランプまで連続性をもたせたワイドで切れ長な凛々しいフロントビューと、スマートな縦型リアコンビネーションランプを採用することでスタイリッシュなリアビューに仕上げている。またサイドビューは、水平に軸を通した分厚いボディにより、安心感のあるスタイリングを実現した。ボディカラーは、新色となる「グレースブラウンクリスタルマイカ」や2トーンカラーを含めた全12色のボディカラーを設定。
インテリアは、上質感と居心地のよい室内空間を表現するため、シートをインパネやドアトリムと共にカラーコーディネートし、調和のとれたデザインを採用。さらに、ディスプレイを低い位置にレイアウトすることで、インパネ上面をすっきりとさせ、見晴らしのよい視界を確保している。
また、スライドドアを採用しながらもスタイリッシュなハイトワゴンサイズとし、室内長を拡大し、前後席の距離を広げることで居住性を向上しつつ、荷室の開口部の高さと幅にゆとりをもたせ、従来型より荷物の積み下ろしをしやすい設計にしている。
さらにリアスライドドアを採用し、乗降性や積載性を大幅に向上。「G」「Z」「ZS」グレードには利便性に優れたパワースライドドアを採用し、乗車時にアクセスキーをもって車両に近づくとドアが自動で開く「ウェルカムオープン機能」も完備する。加えて、ドアが閉まった後に自動で施錠できる「タッチ&ゴーロック機能」、半ドアから自動で全閉する「イージークローザー機能」も搭載した。
スマートフォンで使っているナビや音楽アプリなどを使うことができるスマホ連携9インチディスプレイオーディオと、スマートフォンを置くだけで充電ができるワイヤレス充電機能(Qi)をメーカー装着オプションに設定している。
装備と安全面では、座面を上げて視点を高くすることで見晴らしがよく運転しやすい前方視界を確保。また、斜め前方は、Aピラー角度の最適化とピラー内蔵ウインドゥの採用、斜め後方は、リアクォーターガラス形状の工夫により、視界性能を向上。
さらに、従来型から大幅に進化したスマートアシストを搭載することで安全性を向上。従来型に対し、衝突回避支援ブレーキ機能が作動する速度域を拡大したほか、カメラの性能向上によって、車両だけではなく夜間の歩行者の検知も可能とし、ドライバーへ注意喚起を促すとともに、衝突の可能性が高い場合には被害を抑えるためのブレーキ制御を作動させる仕様となっている。また、誤発進抑制機能(前方・後方)にブレーキ制御機能も追加している。
そのほかにも、軽量高剛性の新プラットフォームを採用することにより、走行安定性やブレーキ性能、静粛性など走りの基本性能を高めているほか、フロントサイドメンバーの高効率なエネルギーの吸収構造に加え、高張力鋼板の採用などにより、軽量かつ強固なキャビンを実現。万が一の衝突事故における乗員保護性能を高めた。また、対人事故を考慮して、フロントフェンダーやフードなどに衝撃緩和装置と吸収スペースを設け、歩行者保護性能を高めている。
運転負荷軽減機能では、先行車に合わせてアクセルおよびブレーキ操作を支援する「全車速追従機能付ACC(アダプティブクルーズコントロール)」や、車線の中央を走れるよう、ステアリング操作をアシストする「LKC(レーンキープコントロール)」を搭載し、長距離運転などにおける疲労軽減を実現。
加えて、前後左右に搭載した4つのカメラで、運転席から見えにくい状況を確認できる「パノラミックビューモニター」と、音声と画面で駐車時のハンドル操作をアシストする「スマートパノラマパーキングアシスト(駐車支援システム)」を採用したことで、駐車場や狭い路地での運転もサポートしてくれる。