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チーム三菱ラリーアート、アジアクロスカントリーラリー2025に「トライトン」3台体制で挑戦
2025年7月3日 13:08
- 2025年7月1日 発表
三菱自動車が技術支援するチーム三菱ラリーアートは7月1日、タイで開催される「アジアクロスカントリーラリー2025(会期:8月8日~16日)」に、ピックアップトラック「トライトン」の3台体制で参戦すると発表した。
チーム三菱ラリーアートは、タイのタントスポーツが運営し、三菱自動車から増岡浩が総監督として参画。開発部門のエンジニアが参戦車の開発を行なうとともに、競技期間中はチームに帯同してテクニカルサポートを実施。トライトンのエンジンの耐久性向上や足まわりなどの熟成を図り、3年ぶりとなる総合優勝を目指すとしている。
ドライバー/コドライバーは、2022年大会で総合優勝を果たしたチャヤポン・ヨーター選手/ピーラポン・ソムバットウォン選手を筆頭に、2024年大会で5位入賞した田口勝彦選手/保井隆宏選手、2024年大会に初出場して完走を果たした小出一登選手/千葉栄二選手を引き続き起用。
チャヤポン・ヨーター選手と田口勝彦選手は、2024年の仕様をベースに各所に改良を施した車両で参戦して総合優勝を目指す。また、三菱自動車の社員であり、開発部門のテストドライバーである小出一登選手は、競技用に最適化されたAT車で参戦し、市販車の高性能化の技術検証とともにチームメイトのサポートも行なう。
近年のアジアクロスカントリーラリーは6日間で約2000kmを走行する設定で競われてきたが、開催30回目を迎える今大会は8日間で約2500kmとなり、より過酷な設定で競われる。チーム三菱ラリーアートは6月前半にタイの中央、カオヤイ国立公園周辺のオフロードコースで本番を想定して走り込む高負荷耐久テストを実施。エンジンや車体の信頼性・耐久性を確認しながら、サスペンションなど足まわりのセッティングをし、本番に向けた調整を行なっている。
チーム三菱ラリーアート総監督 増岡浩氏のコメント
今回のアジアクロスカントリーラリーは、新型となったトライトンで臨む3度目のラリーになります。ハイスピードコースでの加速性能やテクニカルコースでのハンドリング、泥濘路や川渡りなど極悪路での走破性など、これまでにもあらゆる場面で高いポテンシャルを発揮してきました。今回はエンジンの高トルク化と耐久性向上のほか、足まわりを中心に熟成を図り、総合優勝を狙えるクルマに仕上げています。メンバーは経験を積み、チームワークも高まり、チームとしての総合力が向上しています。3年ぶりの総合優勝に向けて最高の状態に仕上げていきますので、ご期待ください。
チーム三菱ラリーアート チーム概要
総監督:増岡浩氏(三菱自動車)
チーム代表:シャユット・ヤンピシット氏(タントスポーツ)
テクニカルディレクター:コーポン・アマータヤクン氏(タントスポーツ)
テクニカルサポート:
相羽規芳氏(三菱自動車、車体開発担当)
築城政隆氏(三菱自動車、エンジン開発担当)
古市哲也氏(三菱自動車、電子電装開発担当)
出場ドライバー/コドライバー プロフィール
ドライバー:チャヤポン・ヨーター選手
出身:タイ・ウドーンターニー
生年月日:1987年8月16日
略歴:タイ国内の数多くのラリーやレースで活躍中。2022年のAXCRでは、チーム三菱ラリーアートに初出場初優勝をもたらした。
コドライバー:ピーラポン・ソムバットウォン選手
ドライバー:田口勝彦選手
出身:日本・岡山県
生年月日:1972年2月7日
略歴:FIAアジアパシフィックラリー選手権のチャンピオンを2度獲得するなど、海外でも活躍する国際的なラリードライバー。AXCR2024では総合5位に入賞し、3度目の挑戦となる今回は総合優勝を目指す。
コドライバー:保井隆宏選手
ドライバー:小出一登選手
出身:日本・愛知県
生年月日:1979年6月19日
略歴:三菱自動車のテストドライバーとして、これまで「パジェロ」「ランサーエボリューション」など、数々の新型車の試験を担当。現在ではテストドライバーの運転教育インストラクターや国内外イベントなどでデモンストレーションドライバーを務める。AXCRには昨年初参戦し、チームメイトをサポートしつつ、完走を果たした。
コドライバー:千葉栄二選手








