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トヨタ、水素エンジン車「GRヤリス ラリー2 H2コンセプト」をラリー・フィンランドで初公開
2025年7月8日 20:49
- 2025年7月8日(現地時間) 発表
TOYOTA GAZOO Racingは7月8日(現地時間)、水素エンジン車のラリーカー「GRヤリス ラリー2 H2コンセプト」をWRC(FIA世界ラリー選手権)ラリー・フィンランドで初公開すると発表した。
「GRヤリス ラリー2 H2 コンセプト」は、フィンランド ユヴァスキュラにあるTOYOTA GAZOO Racing World Rally Team本部で開発され、「GRヤリス ラリー2」のシャシーをベースに、圧縮水素を燃料とする内燃エンジンを搭載。ラリーファンが好むサウンドと感覚を保ちながら、走行中の二酸化炭素の排出量をほぼゼロに抑えたという。
一般公開で行なわれるデモンストレーション走行では、TOYOTA GAZOO Racing World Rally Teamの副チーム代表 ユハ・カンクネン氏がステアリングを握る。また、イベント期間中は、ユヴァスキュラ市で水素技術を広く紹介する一環として、トヨタ「ミライ」や「タンドラ」などの他の水素自動車とともにサービスパークに展示される予定。
これまでに、トヨタは2021年から日本のスーパー耐久シリーズに水素エンジン搭載の「カローラ」で参戦。TOYOTA GAZOO Racing World Rally Teamのチーム代表であるヤリ-マティ・ラトバラ選手も、レースを走り開発にフィードバックを提供してきた。
2022年にはFIA世界ラリー選手権ベルギーラウンドで実験車両「GRヤリスH2」が、豊田章男氏とユハ・カンクネン氏のドライブによりデビュー、それ以来、開発が続けられ「GRヤリス ラリー2 H2 コンセプト」が誕生した。
