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ブリヂストン、新スタッドレスタイヤ「ブリザック WZ-1」 氷上でのブレーキ制動距離を11%短縮
2025年7月15日 11:56
- 2025年7月15日 発表
- 1万3970円~14万8500円/本
乗用車用スタッドレスタイヤに「ENLITEN」技術初搭載
ブリヂストンは7月15日、乗用車用プレミアムスタッドレスタイヤ「BLIZZAK WZ-1(ブリザック ダブルゼットワン)」を発表。9月から順次発売する。発売サイズは145/80R13 75Q~255/45R22 107Q XLの119サイズ。価格は1万3970円~14万8500円/本。
ブリザック WZ-1は、「新たなプレミアム」と位置付ける商品設計基盤技術「ENLITEN」を乗用車用スタッドレスタイヤで初搭載した。
日本の冬道は、気候の変化によって凍結路(アイスバーン)や積雪路に加え、シャーベット、ウェット、ドライな路面まで、さまざまな路面環境が出現。それに伴い、ユーザーからは、氷雪上性能だけでなく、あらゆる路面に対応できる性能が求められているという。このようなニーズに応え、安心・安全を提供し続けるために、ブリザックは「ENLITEN」技術により、市場・地域ごとにタイヤ性能をカスタマイズする「究極のカスタマイズ」を追求した。
新商品のブリザック WZ-1は、氷上性能にさらにエッジを効かせて実現したブリザック史上「断トツ」のICEコントロール性に加え、あらゆる路面で高いパフォーマンスを発揮して冬道での安心・安全を支えるとともに、サステナビリティへも貢献することでブリザックの性能を新たなステージへ引き上げるとしている。
新トレッドパターンは、新技術「L字タンクサイプ」により、氷上で接地面への水の侵入を抑制。ブリヂストンのスタッドレスタイヤを支える独自技術である「発泡ゴム」に、業界初の新技術「親水性向上ポリマー」を配合した「Wコンタクト発泡ゴム」を搭載し、ゴムの気泡による「水の除去」に加え、「親水性向上ポリマー」とわずかに残った水の分子間力により、すべる原因となっていた水をもグリップ力へと変換する。
これにより、従来品「BLIZZAK VRX3」と比べて氷上でのブレーキ制動距離を11%短縮し、氷上旋回時のラップタイムは4%短縮。さらに、氷上での車両挙動の安定性も向上した。プロドライバーからも「氷の上で粘る」と評価されているといい、ブリザック史上「断トツ」のICEコントロール性を発揮するという。
また、「REGNO GR-XIII」シリーズに搭載されているケースライン最適化技術をブリザック用にカスタマイズした「WZ Motionライン」を適用することで、接地を最適化してタイヤ性能を高次元に発揮し、思い通りの走りを実現。圧雪からシャーベットまで幅広い路面に対応するとともに、ウェットブレーキ性能を向上させるほか、ドライ路面での高い静粛性・乗り心地を提供する。
さらに、ゴムの柔らかさを持続させる「ロングステイブルポリマー」を使いこなすことで、4年使用後でも従来品の新品時を超えるゴムの性能を維持。タイヤを長く安全に使用できるようにすることでサステナビリティに貢献する。
なお、ブリヂストンのWebサイトでは、ブリザック WZ-1に関する情報を発信。レーシングドライバー佐藤琢磨選手がWZ-1を体感し、その価値を伝える映像も公開されている。











