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日野自動車と三菱ふそうの新持株会社「アーチオン」のグループ経営体制公表

2025年11月4日 発表
三菱ふそうと日野自動車が統合する新持株会社は「ARCHION(アーチオン)」

 日野自動車と三菱ふそうトラック・バスは11月4日、2026年4月1日に発足予定のARCHION(アーチオン)グループの経営体制について、ダイムラートラックおよびトヨタ自動車を含む4社で合意し、内定したと発表した。

 アーチオンの取締役会は、10月9日に公表した取締役5名に加え、4名の独立社外取締役を含む全9名体制とし、強固で透明性の高いガバナンスを構築するとともに、4社協業のシナジーを最大化し、グループの持続的成長と継続的な企業価値向上を実現する人物で構成した。

取締役会

 独立社外役員は、企業経営経験や専門的知見としてガバナンス・リーガル、財務・会計のスキルを備え、企業経営戦略などの大きな方向性を示し適切なリスクマネジメントを支えながら、経営陣に対する実効性の高い監督を行なう人材を選定した。

 執行体制は、深い知見と実績を備え、両社の強みを最大限に引き出せる人材をチーフオフィサー(CxO)に選定し、各機能における戦略的な枠組みを構築し、グループとしての目標達成と成功に貢献できる人物とし、新たなグループ体制を立ち上げ軌道に乗せるとともに、ARCHIONグループとしての成功に向けた文化構築にも大きな役割を担うとしている。

チーフオフィサーおよび事業会社CEO

 また、日野と三菱ふそうは、ARCHIONグループ発足という大きな変化に際し、事業会社としてクライアントや社会への価値創造・提供を牽引できる経験豊富な人材をCEOに配置。この布陣は、日野と三菱ふそうの伝統を尊重するとともに、両社の多様なクライアントを大事にする姿勢を表しており、ARCHIONグループは、豊かな経験と多様性、異なる文化を尊重し合う価値観を備えた経営体制を構築するとしている。

 今回の発表においてARCHIONグループは、「適材適所」の考え方に基づく体制により、「商用車の未来をともに作る」という目標のもと、幅広いステークホルダーに持続的に貢献していくことを目指すとしている。

 なお、これらの人事は2026年4月1日の事業開始日に発効する予定で、関連する取締役会の承認を経た上で、株主や当局からの承認が適切なタイミングで完了することを前提としている。

ARCHIONグループ 経営体制