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ボッシュ、CES2026でAI搭載コクピット発表 Microsoft Foundryとの機能統合やNVIDIA DRIVE AGX Orin活用

ビークルモーションマネジメントについて紹介するロバート・ボッシュGmbH取締役会メンバー タニア・リュッカート氏(左)と、ボッシュ北米法人社長 ポール・トーマス氏(右)

ボッシュのAI搭載コクピットは、マイクロソフトに加えNVIDIAと協業

 ボッシュは1月5日(現地時間)、米国ネバダ州ラスベガスで開催されている世界最大のテクノロジイベント「CES2026」においてプレスカンファレンスを開催。AI搭載コクピットに言及するとともに、Microsoftのソリューションを利用することを発表。NVIDIAのAI技術も自動車OEMに対してボッシュが提供していくことを明かした。

 ボッシュのAI搭載コクピットは、マイクロソフトのAI統合プラットフォームであるMicrosoft Foundry(旧Azure AI Studio)を活用しており、ドライバーの安全性を損なうことなく、自動車をモバイルオフィスに変換するという。

AI搭載コクピットについて紹介

 具体的には、Microsoft Foundryとコクピットの専用機能を統合することで、Microsoft 365 Productivity Suiteにシームレスにアクセスし、Microsoft 365アプリケーションを、ほかの自動車ドメインとインテリジェントに連携させることができる。

 これにより、ドライバーが直感的な音声コマンドを使ってMicrosoft Teamsの通話に参加すると、先を見越してアダプティブクルーズコントロールを作動させるようなシステムができるという。

 このようなドメインを超えたシームレスな連携により、生産性と安全性を両立した運転が可能になり、通勤や頻繁に運転するドライバーに恩恵をもたらそうとしている。

AI分野においてマイクロソフトと協業

 また、ボッシュの新しい「AI拡張プラットフォーム」を用意。これにより既存のハードウェアやシステムアーキテクチャを変更することなく、既存の自動車に迅速・簡単にAI機能を後付けすることを可能にする。

 このプラットフォームの中核には、NVIDIAのDRIVE AGX Orinを使用。Orin SoC(System on a Chip)では150~200TOPSの計算能力があるとし、アクティブ空冷または液冷オプションによって冷却を実施。ソフトウェアとしては、エンドツーエンドのAIライフサイクルを管理する「NVIDIA NeMoフレームワーク」などNVIDIAのソフトウェアスイートが活用できる。

AI搭載コクピット
ボッシュが提供する技術
AI搭載コクピットによるミーティングイメージ

 リアルタイムセンサー処理や視覚言語モデル(VLM)などの車内アプリケーションをシームレスに統合できるようになり、「NVIDIA Nemotronモデル」を活用したコア推論機能と音声機能で、文脈理解、マルチステップ推論、自然な会話によるユーザーインタラクションが実現できるとしている。

2030年までに売上高20億ユーロを目指す

 Grand View ResearchやMarketsandMarketsなどによるAI対応の車載インフォテインメント(IVI)ソリューションの市場規模は、2030年までに約170億ユーロに達するとし、ボッシュはこの市場へ参入。ボッシュのIVIソリューションにおける売上高が2030年までに20億ユーロを超えると予想し、同市場においてトップ3の一角を占め、主導的な地位を築くことを目指している。