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5速MT×ターボの「ミライース tuned by D-SPORT Racing」は、710kgの軽量ボディとロールケージによる高剛性がポイント

JAFモータースポーツジャパン2026 in 横浜にてK4GP参戦車両を展示中

2026年3月20日~21日 展示中
SPKのコンプリートカー「ミライース tuned by D-SPORT Racing」のK4GP参戦仕様

横浜・山下ふ頭で「ミライース tuned by D-SPORT Racing」を展示中

 横浜の山下ふ頭で開催されている「JAFモータースポーツジャパン2026 in 横浜」のダイハツブースでは、昨日から購入希望者の募集を開始した5速MT×ターボ仕様のコンプリートカー「ミライース tuned by D-SPORT Racing(以下、ミライースDSR)」をベースに、軽自動車だけの耐久レース「K4GP」へ参戦した車両を展示している。

 なお、展示しているK4GP参戦車両は、さらなる進化を探るべく「フロントタワーバー」「サスペンションキット」「D-SPORT×RECAROフルバケシート」「6点式シートベルト」などが追加装着されている。

SPKのコンプリートカー「ミライース tuned by D-SPORT Racing」のK4GP参戦仕様
装着ホイールはレイズの「CE28 CLUB RACER II」、タイヤは横浜ゴムの「アドバン・ネオバAD09」でサイズは165/55R15を履く
K4GP参戦車両はD-SPORTのタワーバーや追加メーターを装着

 ドアやトランクなど自由に開閉できるし、説明スタッフに頼めばエンジンルームも見せてくれるので、興味のある方はぜひ足を運んでいただきたい。また、紙のカタログも配布している(なくなり次第終了)。

「ミライース tuned by D-SPORT Racing」のカタログも配布している

軽量&高剛性なマシンでモータースポーツを安全に楽しめる!

 このミライースDSRの価格は299万8600円。諸費用5万8949円を加えた支払総額は305万7549円となる。また、販売台数は100台のみの希少モデルだが、SPKによるとすでに3月20日昼時点で18倍以上の申し込みがあると、注目度の高さがうかがえる。

市販状態のミライース tuned by D-SPORT Racing

 ちなみにベース車のグレードは「L“SA III」で、新車の価格は102万5200円。同じく新車価格99万2200円とさらに安価な「B“SA III」もあるが、実はこのグレードはリアドアの窓が固定式となっていて開閉できないため、雨のサーキット走行では窓がくもりやすいこともあり、換気できるように1つ上のグレードを使用したという。

ノーマルのミライースはセンターコンソールにシフトレバーがあるが、5速MT化によりシフトノブはフロアへ。カタログを見ると5速MTのギヤ比はすべて現行コペンと同じ数値となっている

 車重は「L“SA III」も「B“SA III」も650kgだが、ミライースDSRは「インタークーラー付きターボエンジン(KF-VET)」と「5速MT」に換装されているほか、「6点式+サイドバーのロールケージ」も組まれている。それでも車重を710kgとわずか60kg増に抑えているのもポイント。

 そして、もともとミライースに搭載されているNA(自然吸気)エンジンは、最高出力36kW(49PS)/6800rpm、最大トルク57Nm/5200rpmだが、ミライースDSRには最高出力47kW(64PS)/6400rpm、最大トルク92Nm/3200rpmと、現行コペンとまったく同じ出力を発生するエンジンを搭載。

 車重710kgに対して64PSと、パワーウエイトレシオは11.0kg/PSと(ノーマルミのライースは13.2kg/PS)、軽快な走りを楽しめる仕様に仕上がっている。

ロールケージはJAFの公式戦に参戦できる基準を満たすため、直径40φ厚さ2mmのスチール製を採用。6点式+サイドバーだが、しっかりと4名乗車を維持しているのは普段使いに配慮した結果。ただし後席は前に倒せない仕様となる
ロールケージの前側はダッシュボードを貫通するタイプ。市販品にはダッシュボードを避けるタイプもあるが、貫通タイプのほうが乗り降りがしやすい

 ちなみにK4GP参戦車両は、スポーツECUでブーストアップして最高出力を80PSまで引き上げているうえ、シートもバケットシートに交換することで軽量になっているのでパワーウエイトレシオはさらに高まっていると推測できる。

 また、ダイチャレ(D-SPORT&DAIHATSU Challenge CUP)のオープンクラス(改造無制限)や、一般的なサーキット走行会などであれば、助手席や後席を外し、ボンネットやドアをFRPに、窓をアクリルに交換するなど、さらなる軽量化も図れるので、より俊敏な軽スポーツカーに仕上げられそうだ。

 102万5200円の新車にターボエンジンと5速MT、6点式ロールケージ、フロントスーパーLSD、ブレーキキャリパー、フロントベンチレーテッドディスクなどが付き、さらに車両には3年6万km、架装部分は1年2万kmの保証が付与されるのだから、この価格は決して高い買い物ではないといえるだろう。

 なお、「ミライース tuned by D-SPORT Racing」の応募期間は、4月6日23時59分までとなっている。

走行距離13万kmオーバーの中古コペンでもモータースポーツを楽しめる!

 JAFモータースポーツジャパン2026 in 横浜では、13万km以上の走行履歴を持つ現行コペンをベースに、D-SPORT RacingがこれまでWRCやラリージャパンで蓄積してきたノウハウやパーツを装着した車両のデモ走行・同乗走行も実施している。

D-SPORT Racingでは中古のコペンでもモータースポーツを楽しめる提案をしている

 D-SPORT Racing TeamドライバーとしてWRC(世界ラリー選手権)ラリージャパンや、全日本ラリーなどに参戦するダイハツ工業株式会社 DAIHATSU GAZOO Racing 企画開発担当の相原泰祐氏によると、「エンジンの吸気系統や冷却パーツ、エンジンマウントなど、これまで使ってきていいなと思ったパーツを、中古のコペンに装着して、どこまで走れるかを試しています。この車両は13万kmを超えていましたが、一旦すべてのパーツを外したホワイトボディの状態にして、ボディの歪みがないかを計測してみたのですが、まったく大丈夫。コペンのボディの丈夫さが分かりました」と、常に試行錯誤しながらユーザーへ還元できる情報収集に注力している様子がうかがえた。

エンジンルームが狭いためいかに熱の影響を受けないようにするかがポイントとのこと
フレッシュエアを取り込むためのダクトをフロントバンパーに装着
エンジンマウントも試作品を装着
大型インタークーラーも試しているがラジエターへ風が届きにくくなるとのこと。ブレーキへの送風ダクトも取り付けている
市販品のアルミフィンドラム(リアのドラムブレーキをフィン付きのアルミ製にすることで軽量化と放熱性能をアップさせる効果が狙える)も試していた
JAFモータースポーツジャパン2026 in 横浜は明日(3月21日)も開催している。入場料は無料