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「F1 TOKYO FAN FESTIVAL 2026」今回はトークショーで鈴鹿に行くが、その裏ではいつでも復帰できるよう準備していると角田裕毅選手

2026年3月25日 開催
レッドブル・レーシングのリザーブドライバー兼テストドライバーを務める角田裕毅選手

 東京都港区の東京タワー、Star Rise Towerで3月25日、まもなく開催となるF1日本グランプリの魅力を紹介する公式プロモーションイベント「F1 TOKYO FAN FESTIVAL 2026」が開催され、特設されたステージでは関係者によるトークショーも行なわれた。

 今回のトークショーは事前申し込み制となっており、入力時に用意された「各ゲストに聞きたい質問」が集められ、この質問を司会を務めたモータースポーツアナウンサーのピエール北川氏がそれぞれのゲストに投げかける形式で行なわれた。

温泉ドライブで運転した「ルークス」は「マジで最高でした」と角田選手

トークショーは各ゲストにピエール北川氏が質問する形式で進められた

 2026年シーズンの角田裕毅選手は、レッドブル・レーシングのリザーブドライバー兼テストドライバーというポジションでチームに帯同している。そこで、最初は母国である日本に戻ってきた感想や日本グランプリに向けた思いなどが質問された。

 角田選手は「日本に帰ってきて、特別な気持ちというのはやっぱりあります。それこそ美味しいご飯があって、温泉とかにも入りに行けるので。あと、レースをグランプリ単体として見ると、日本人として鈴鹿に帰ってこられたことは、やはりいつもとはまた違うような気持ちがあります」。

「美味しいものは必ず食べます。本当に食事が充実していて、定食屋さんとか一番ですよね。さっきも定食を食べてきました。本当に美味しかった。海外には定食というものがなくて、あと、味噌汁とか納豆とか、日本ではいつも当たり前のように食べているものでも向こうにはそういった食材は全然ないので、本当にありがたみをひしひしと感じてます」と回答。

 さらに、海外にいてどんなときに日本が恋しくなりますかという質問についてもすべて食べ物のことばかりだと答え、「今回はとんかつの日ですね。いや、日というか、前に来たときはお肉、その前は魚。今回はとんかつで、もう3回ぐらい食べに行ってます。とんかつ、めっちゃ美味しいですよね、見つけたら行くようにしてます。(司会からロース派かヒレ派か聞かれ)食べるときはカロリーのこととかは考えなくて、まぁトレーニングをしているので、別に油ものを食べても問題ないのでロースにいきますね。豚肉のあの甘み、脂の甘みはなかなか海外にはないですね。皆さんもとんかつ食べてください」と食のこだわりを口にした。

 日本に帰国したときにどのように過ごしているかについては、帰国前に“温泉に行きたい欲”が高まっていたので、事前に調べて長野までドライブしたと語り、「そのときにレンタカーを借りたんですけど、(ホンダではない)他社さんのクルマで『ルークス』っていう軽自動車を借りたんです。軽自動車に乗ってみたいと思っていて、これまで軽自動車に乗ったことがないわけじゃないですが、でも、それこそ日本だけじゃないですか、軽自動車って。だから、僕も体がちっちゃいし、もちろんお店にホンダ車があったら選びたかったですけど、そこにあったのが『ランクル』かルークスだったんです。もう全然正反対のサイズのクルマで」。

「普段だったら僕もランクルにいくんですけど、逆に今回はちょっとひねってランクルは選ばず、軽自動車で日本を満喫しようと思ったんですが、マジで最高でしたよあのクルマ。あまりに最高すぎて、ちょうどそのとき、近くにあったイオンモールでたまたまそのルークスの次のジェネレーション(世代)のモデルが展示されていたので見に行っちゃいました。ボディはちっちゃいけど開放感はめちゃくちゃあるんですよね。もちろん、ホンダさんの『N-BOX』も最高ですけど、使いやすさが違いますよね。走っていても気持ちよかったです」と語り、運転でも日本らしさを味わったことを明かした。

2025年の日本グランプリで見た光景は貴重な一生の思い出

角田選手が軽自動車の「ルークス」で温泉までドライブしたと聞いて驚きの声を上げるピエール北川氏

 これまでのF1日本グランプリで、とくに印象に残ってる出来事や思い出されるシーンについての質問では、「やっぱり去年のレッドブルに乗ったときですかね、あのときは本当に特別でした。人生においてもあんな貴重な体験はめったにできないですし、あんなにいろいろなことが重なるシチュエーションはこれからもなかなかないだろうと思っていて、日本グランプリといえばあの場面ですね。とくに木曜日は特別でした。木曜日はメディアデーが中心なんですが、メディア対応をしていたときに『あ~、レッドブルになったんだな』って感じて、その取材でいろいろな期待の声などを耳にしているときにすごく実感しました」。

「逆に、走ってしまえば全然いつもどおりで、マシンの色がちょっと違うだけ。一番覚えてるのは、去年のFP1で1セッション目の最後に、僕がチェッカーフラッグを受けてフィニッシュラインから1周して帰ってくるところで皆さんが拍手してくれていたところ。あそこは今でも目に焼き付いて覚えてます。なかなか体験できる人もいないと思うので、本当に貴重な一生の思い出ですね」とコメント。

 しかし、これを聞いて司会のピエール北川氏は「いや、でも『これからも俺たちはいっぱい新しい思い出を見たいぞ!』って、みんなもそう思ってるよな!?」と呼びかけると、会場からは暖かい拍手と歓声が上がり、「これからもまだまだたくさんの思い出を作らせてください」とピエール北川氏は角田選手にエールを送った。

 最後に角田選手は「今年はいつもとちょっと違ってスタンドを見ながら走ることはできませんが、鈴鹿サーキットにはいますし、これからも何回かトークショーに出ると思いますので、現地で会えたら光栄です。その裏ではいつでも復帰できるように準備をしていますし、いいパフォーマンスを出して戻ってこられるように頑張ります。とりあえず、今回は皆さんといっしょに日本グランプリを楽しめればいいなと思っています。応援をよろしくお願いします」とステージ前に集まったファンにメッセージを伝え、トークショーは終了となった。

チームでリザーブドライバー兼テストドライバーの仕事をしつつ、いつでも復帰できるよう準備していると語る角田選手