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2026年も瑶子女王杯が設定されたスーパーフォーミュラ、開幕ラウンドもてぎは第1戦・第2戦を太田格之進が連勝

第2戦で福住仁嶺はルーキーレーシング初表彰台獲得

スーパーフォーミュラ第1戦・第2戦もてぎを連勝した太田格之進選手

 4月3日~5日の3日間にわたってモビリティリゾートもてぎにおいてスーパーフォーミュラ開幕ラウンドが開催された。この開幕ラウンドでは、第1戦を土曜日に、第2戦を日曜日に実施。それぞれ1日で予選と決勝を行なうほか、2&4という形で2輪レースも併催となっているため、数多くの走行プログラムが組まれていた。

 スーパーフォーミュラは日本最速のモータースポーツとして知られており、一昨年は富士戦を、昨年はシリーズを瑶子女王杯と位置付け、賜杯を争うシリーズともなっている。また、2020年8月の開幕戦であるもてぎからシリーズ改革の話し合いを実施。2021年10月には「SUPER FORMULA NEXT50(ネクスト ゴー)」プロジェクトを開始。経営体制を変更するとともに、制限付きながら動画投稿の許可、リアルタイム視聴アプリ「SFgo(エスエフゴー)」の提供などIT的な改革も実施。

第1戦開催前には、瑶子女王殿下への賜杯の返却と、保存用賜杯の受け渡しが行なわれた

 2025年はシリーズ観客動員数が26万3900人を記録し、2024年シーズンの観客数は20万9000人に対し126%の観客数を記録するなど、上り調子に転じている。

 また、サステナブルなモータースポーツとしての取り組みも積極的で、オフィシャルタイヤパートナーとしてコントロールタイヤを1社独占供給している横浜ゴムは、リサイクル原料などの使用比率を約46%まで高めたADVANレーシングタイヤを投入。300km/hを誇る過酷状況での開発を進めている。

 燃料についても、2026年シーズンからは国産の低炭素燃料を使用開始。エネオスがE10燃料を供給し、NREとして開発スペックがそろえられているホンダ製エンジン、トヨタ製エンジンで利用を開始した。ホンダ、トヨタともシビアな状況での燃焼技術を確認していく。

 開幕ラウンドでは第1戦の決勝レース前に2025年シーズンにチャンピオンとなり瑶子女王杯を賜わった岩佐歩夢選手から賜杯の返還が行なわれ、瑶子女王殿下から保管用のレプリカが岩佐選手に渡されるという開会式を実施。雨の中ながら、JRP(日本レースプロモーション)近藤真彦会長、HRC(ホンダ・レーシング)渡辺康治社長、日本自動車会議所 豊田章男会長列席のもと、瑶子女王殿下はシーズン開幕のあいさつを行なった。

 第1戦は雨の中セーフティカースタート。16周目にセーフティカーが離脱しレースが始まったものの、一部のマシンがコースアウトする事態が発生し再びセーフティカー先導に。20周目にリスタートし、2番手だった太田格之進選手がトップの岩佐歩夢選手を抜いたところで、またもや別のマシンがコースアウト。最終的に、太田格之進、岩佐歩夢、佐藤蓮選手の順でゴールした。

太田格之進選手は一瞬のチャンスをものしてトップに立つ
第1戦のトップ3

 第2戦は、雨も上がり、晴れ間も見える中でのスタート。太田格之進選手がポールポジションからスタートしたが、予選2番手だった大湯都史樹選手が絶妙のスタートを見せトップに。スーパーフォーミュラでは10周目に入ると義務づけられたタイヤ交換のピットインが可能になるが、先頭を走っていた大湯選手はすぐにピットイン。しかしながらピットアウト後にペースの遅いマシンに捕まり、後半にピットインした選手らに抜かれてしまう事態に。

 太田選手は、速いペースとピットインタイミングで全車がピットインを終えた段階でトップに立ち、2位は坂口晴南選手、3位は福住仁嶺選手に。太田選手は、もてぎでの第1戦、第2戦を連勝した。

第2戦のスタート直後。大湯選手が2番手からトップに立つ
第2戦のトップ3

 福住仁嶺選手は今シーズンからルーキーレーシングに移籍しており、ルーキーレーシングにチーム創設以来の表彰台入賞をもたらした。