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ランボルギーニ、限定15台の新型オープン2シーター「フェノメノ ロードスター」
2026年5月16日 09:15
- 2026年5月9日(現地時間) 発表
伊ランボルギーニは5月9日(現地時間)、第2回「ランボルギーニ・アリーナ」にて、デザインセンター“Lamborghini Centro Stile(ランボルギーニ・セントロ・スタイル)”による革新的なデザインを融合させた限定15台生産予定の新型「Fenomeno Roadster(フェノメノ ロードスター)」を初披露した。
新型フェノメノ ロードスターは、2009年の「Reventon Roadster(レヴェントン ロードスター)」をはじめとしたオープントップ仕様の最新モデルで、2025年に初公開した「Fenomeno Coupé(フェノメノ クーペ)」 の進化版に相当するモデル。
“フェノメノ”というモデル名は、伝説的かつ勇猛な闘牛から着想を得るというランボルギーニの伝統を受け継いでいて、イタリア語でもスペイン語でも「驚異的な」という意味があり、この並外れたモデルの力強さと独自性を表現したという。
エクステリア
フェノメノ ロードスターは全く新しい空力パッケージを採用し、オープントップ仕様で最大限のパフォーマンスを発揮できるように設計。また、車両上部の機能的な表面デザインをいくつか刷新したほか、新たなエアロダイナミクス要素を導入したことにより、フェノメノ クーペに相当するダウンフォース、安定性、バランス性能を実現し、パワートレーンとブレーキの冷却性能も最適化されている。
また、デザインチームは「フェノメノ ロードスター」のロゴがエンボス加工されている超軽量カーボン製スポイラーを、フラット形状の新しいフロントガラス上部に採用。これにより気流はコクピットの上を流れ、新設計のエンジンルームへと導かれる。このデザインにより、フェノメノ クーペで採用したエアスクープを用いることなく、あらゆる走行条件下でエンジンルームに安定して冷気を供給できるほか、不要な空気の乱れや振動を最小化できるとしている。
特に課題となったのが、乗員の安全確保という重要な役割を担いながらも、最高速度時でも風切り音や空気の乱れを最小化するという高い空力効率が求めらる「ロールオーバー・プロテクションバー」の開発で、カーボン製のロールオーバー・プロテクションをスポーツシートの後方に可能な限りフラットかつエレガントに配置している。
サイドビューは、シャープに造形したサイドパネル、ワイドなサイドシルを設けている。また、ドア後方のエアインテークはエンジンを最適に冷却するほか、深くワイドに設計したリアディフューザーと、最適化されたアクティブリアウイングシステムによって、ダウンフォースとハンドリング性能が最大限に高められ、高速域でも優れた安定性を確保した。
また、フラットなシルエットと特徴的な傾斜したサイドウィンドウを備えた独自のキャビン構造のほか、リアビューは高い位置に取り付けられた六角形のエキゾーストが、未来的かつ確固たる印象を付与している。
ボディカラーは、ランボルギーニ初のロードスターモデルである1968年型「Miura Roadster(ミウラ ロードスター)」を彷彿とさせる「Blu Cepheus(ブルー・ケフェウス)」を採用。
ボディ上部はメインカラーを基調とし、ボディ下部は重要な部分を強調するアクセントカラーとなるRosso Mars(ロッソ・マーズ)を採用。この配色はボローニャを象徴するカラーである赤と青へのオマージュで、ランボルギーニが製作してきた限定モデルの中でも、最もカラフルな1台という。
コクピット
コックピットはランボルギーニの「Feel Like a Pilot」の理念を体現していて、カーボンファイバー、ダイナミカ製コルサテックス、特許取得済みのカーボンスキン素材をコックピット、ダッシュボード、シートに採用。
身体の曲線に沿うように設計したシートには、コントラストの効いた赤いステッチを施し、激しいコーナリング時にもしっかりと身体をサポート。また、デジタル・ディスプレイには走行データも表示でき、六角形のグラフィックを備えた3つのデジタル・ディスプレイ、ハプティック・ボタン、航空機に着想を得たスイッチを組み合わせた「Pilot Interaction(パイロット・インタラクション)」を完備する。
パワートレーン&ダイナミクス
パワートレーンは、最高出力835CV/9250rpm、最大トルク725Nm/6750rpmを発生するV型12気筒6.5リッター自然吸気エンジンと、フロントに2基、8速DCT(デュアル・クラッチ・トランスミッション)の上部に1基と、合計3基の電気モーターを組み合わせたハイブリッドHPEV(ハイパフォーマンスエレクトリックビークル)システムで、システム最高出力は1080CV(1065HP)を誇る。ランボルギーニ史上最もパワフルなオープントップモデルとなり、0-100km/h加速は2.4秒、0-200km/h加速は6.8秒、最高速は340km/hオーバーを達成。
エンジンフードは、Y字型のモチーフを取り入れた六角形のエアインテークが設けられているほか、六角形のモチーフは、サイドスカート、ホイールアーチ、エアインテーク、LEDライトの形状など、細部にまで散りばめられている。また、エアベントやインストルメント・ディスプレイなど、インテリアの随所にも取り入れられている。
完璧なドライビングダイナミクスと最大限の“fun to drive”を実現するため、サーキットや用途に応じた最適な車高と設定を手動調整できるレーシング用ショック・アブソーバーを装備。優れた減衰性能によってボディの動きを的確に制御するとともに、ホイールとショック・アブソーバー間のストローク比も増加。その結果、ショック・アブソーバーが最大限に機能するサスペンションのダイナミクスを実現し、卓越したスポーツ・ドライビング性能を発揮してくれる。
ブレーキシステムは、カーボンマトリックスに長繊維カーボンを3次元構造で埋め込んだCCM-R Plusカーボンセラミック・ディスクと、ディスクおよびパッド両方の耐久性を高める特殊コーティングを採用し、高い摩擦係数を安定的に発生。オーガニック・レーシング・ブレーキパッドの使用を前提として設計しているほか、動的条件下でディスクおよびパッドの温度を下げる冷却システムも備えている。
ランボルギーニのオフィシャルテクニカルパートナーであり、スーパースポーツカーモデルの独占タイヤサプライヤーであるブリヂストンは、フェノメノ ロードスターのサーキットにおけるパフォーマンスを最大限に引き出しつつ、公道での走行に必要な保安基準もすべて満たしてくれる専用高性能タイヤ「ポテンザ・スポーツ」を開発。サイズはフロントが265/30ZRF21で、リアが355/25ZRF22。ランフラット仕様も設定している。
アウトモビリ・ランボルギーニChairman and CEO のStephan Winkelmann(ステファン・ヴィンケルマン)氏は、「フェノメノ ロードスター は、先進的なデザイン、妥協のないパフォーマンス、そして卓越した独自性という、当ブランドの価値観を最も純粋に表現しています。このモデルは、エモーショナルなドライビング体験を独自に解釈し、既成概念を超えたものを追求するお客さまのために製作されています。1台1台の車両が、卓越したエンジニアリングと真のビスポークが生み出すクラフトマンシップを融合させた、コレクターズピースとして創り上げられています」とコメントしている。
また、アウトモビリ・ランボルギーニ デザインディレクターのミィティア・ボルケルト氏は、「フェノメノ ロードスターを通じて、私たちはランボルギーニを愛する多くのお客さまの夢を具現化し続けています。また、フェノメノ ロードスターの特別感と気品を備えたデザインは、“Feel Like a Pilot”の理念を体現すると同時に、20年以上にわたってランボルギーニのデザインを精力的に手掛けてきたCentro Stileの飽くなき創造性を体現しています。常に求められるのは、唯一無二の個性を生み出すことです。新しいランボルギーニのデザインにおいては、予想外でありながら、明確なパーソナルアイデンティティを備えたコンセプトが不可欠です。フェノメノ ロードスターは、エンジン部分を重点的かつ創造的に取り組みました。その結果、ドライバーにはエンジンが宙に浮いているかのように見える視覚的な錯覚を生み出しています。この演出により、ドライバーの存在を最大限に引き立て、デザインと一体化させています。私たちは、今回もパワートレーンを主役として据えました。ランボルギーニ独自のV12ハイブリッド・パワートレーンは、視覚的観点において最も重要なプロポーション要素であり続けなければなりません」と述べている。
























