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ルーキーレーシング豊田章男会長、チーム創設6年目のスーパーフォーミュラ初優勝に「スーパーフォーミュラの最高の感動をありがとう」と祝福

14号車 NTT docomo Business ROOKIEの福住仁嶺選手、1号車 TEAM MUGEN AUTOBACSの岩佐歩夢選手、6号車 DOCOMO TEAM DANDELION RACING 太田格之進選手の間で繰り広げられたスーパーフォーミュラの戦い

 5月24日、鈴鹿サーキットでスーパーフォーミュラ第5戦鈴鹿が開催された。この第5戦鈴鹿を制したのが14号車 NTT docomo Business ROOKIEの福住仁嶺選手。福住選手は、この日の午前の予選でルーキーレーシング初のポールポジションを獲得しており、ポール・トゥ・ウィンを成し遂げた。

 また、決勝レースでは、1号車 TEAM MUGEN AUTOBACSの岩佐歩夢選手、6号車 DOCOMO TEAM DANDELION RACING 太田格之進選手との間で激しい争いが繰り広げられ、高度なレーシングテクニックとOTS(Over Take System)をどのタイミングで使うのかというスーパーフォーミュラの面白さが詰まった決勝レースとなっていた。

戦いを終えて記者会見にのぞむ福住選手(中央)、岩佐選手(左)、太田選手(右)

 福住仁嶺選手が所属するルーキーレーシングは、創設6年目のまだ若いレーシングチームで、日本自動車会議所会長であり、トヨタ自動車会長でもある豊田章男氏がオーナーを務める。このルーキーレーシングはSUPER GTでは優勝したことがあるものの、スーパーフォーミュラにおいては優勝をしておらず、まずは1勝というのが常に目標だった。

 ルーキーレーシングのスーパーフォーミュラへの挑戦は、特に昨年から成績が上昇しており、表彰台に上がるのも近いと思われていた。昨年、チームを作り上げてきた大嶋和也選手がスーパーフォーミュラを引退。現在は、ガーディアンとして、チーム監督である石浦宏明氏とともにチームをマネジメント。新たに加わった福住仁嶺選手の能力を最大限に発揮させられるようなチーム作りを行なっている。

 そうしたチーム作りもあり、開幕ラウンドの第2戦もてぎでは3位表彰台を獲得。僅差での争いの続くスーパーフォーミュラにおいて、強さを発揮し始めていた。

 そして、第5戦鈴鹿での激しい戦いを制しての福住仁嶺選手の初優勝。チームオーナーである豊田章男氏は、鈴鹿を訪れていなかったもののチームに祝福コメントを寄せていた。

 チームスタッフによると、豊田章男氏からは「おめでとう みんなありがとう 涙なしに見てられない こんな歴史に残るバトルで、ポールポジションからの優勝」「みんなから、歩夢、格之進からも、ニレイに賛辞の無線」「スーパーフォーミュラの最高の感動をありがとう」というコメントがチャットツールによって寄せられていたという。

 豊田章男会長は、トヨタ自動車社長時代の2020年8月開幕戦もてぎ訪れた際に、「このレースほど速いクルマがそろっているものはありませんし、世界で戦っているすごいドライバーがそろっているレースもありません。その割りにはと言ってはなんですけど、ちょっと盛り上げが少ないと思いますので。みんなで、みんなでね、世界レベルのレースがここにある、日本で見られるんだよと。世界レベルのドライバーが集まっているんだよと。もうちょっと私も声を大にしていくので。よろしく応援を、みんなで楽しめるような雰囲気作りをお願いしたいなと思います」と語っており、この後から「SUPER FORMULA NEXT50(ネクスト ゴー)」と呼ばれる近年の改革が始まった。

 それほど思い入れのあるレースで、高度なバトルが繰り広げられ、ドライバー同士がリスペクトし、さらにそこに自分がオーナーを務めるチームが絡んだということもうれしかったのだろう。

 チームに向けて、戦ったドライバーたちに向けて、そしてスーパーフォーミュラに向けて祝福コメントを送っていた。