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TOYOTA RACING、液体水素を燃料とする「TR LH2 Racing Prototype」デモ走行をル・マン24時間レース期間中のサルト・サーキットで初披露

2026年6月3日(現地時間) 発表
TR LH2 Racing Prototype

 TOYOTA RACINGは6月3日(現地時間)、フランスのサルト・サーキットで液体水素を燃料とする「TR LH2 Racing Prototype」の初の一般公開デモンストレーション走行を実施すると発表した。

 デモンストレーション走行は、6月11日12時50分(日本時間19時50分)および、6月13日12時45分(日本時間19時45分)に実施され、TR LH2 Racing Prototypeが全長13.626kmのサルト・サーキットを走行する。

 デモンストレーション走行に先立ち、ル・マン24時間レース期間中の6月10日にオープンする水素技術を紹介する展示エリア「H2ビレッジ」で、TR LH2 Racing Prototypeを展示。H2ビレッジでは、カーボンニュートラル社会の実現に向けたトヨタの取り組みを、関連技術やクルマとともに紹介する。

 TR LH2 Racing Prototypeは、6月13~14日に行なわれる第94回ル・マン24時間レースに参戦する「TR010 HYBRID」と同一のシャシーをベースに、モータースポーツにおける水素技術をさらに前進させることを目的として開発されたプロトタイプ車両。今回のデモンストレーション走行では、水素エンジンならではのサウンドと興奮を、サーキットを訪れるファンに届けるとのこと。

 なお、この取り組みは、トヨタが進めてきた水素技術およびインフラの継続的な開発を後押しするとともに、モータースポーツを通じて、水素の可能性をさらに広めていくための関係構築につながるとしている。

TR LH2 Racing Prototype

 トヨタは、モータースポーツの舞台で水素エンジン開発への挑戦を続けており、2021年から気体水素を燃料として使用して日本のスーパー耐久シリーズに参戦するROOKIE Racingの「ORC ROOKIE GR Corolla H2 Concept」から始まり、その後、2023年には液体水素を燃料とする車両が導入されている。

 ラリー競技における水素エンジンの可能性は、2022年のFIA世界ラリー選手権(WRC)イープル・ラリーで「GR Yaris H2」が初めてデモンストレーション走行を行ない、2025年のラリー・フィンランドと2026年のラリー・モンテカルロでは「GR Yaris Rally2 H2 Concept」がデモンストレーション走行を実施し、ラリーの現場での取り組みが次のフェーズへと移行していることを印象づけたとしている。

 2023年には、ORC ROOKIE GR Corolla H2 Conceptがサルト・サーキットでデモンストレーション走行を実施するとともに、将来のル・マンにおける水素カテゴリーを見据えたコンセプトカーとして「GR H2 Racing Concept」を発表。以降、水素技術の開発はさらに加速し、2025年のル・マンでは液体水素を燃料とする「GR LH2 Racing Concept」が展示公開された。それから1年後となる2026年は、歩みの次なるステップとして、TR LH2 Racing Prototype初の一般公開デモンストレーション走行が実施されることになる。

TR LH2 Racing Prototype
TR LH2 Racing Prototype