ニュース
アストンマーティン、新型「DBX GT」 最高出力727PSとエレガンスを兼ね備えた超高級ラグジュアリーSUV
2026年10月5日 16:43
- 2026年10月1日(現地時間) 発表
アストンマーティンは10月1日(現地時間)、ハイパフォーマンスSUVシリーズの新たなフラグシップモデル新型「DBX GT」を発表した。初回納車は2026年第4四半期の予定。
DBX GTは、ウルトララグジュアリーなクラフトマンシップと洗練された乗り心地、俊敏なパフォーマンスを高次元で融合させたモデル。エクステリアは、圧倒的なパフォーマンスを前面に押し出す「DBX S」とは対照的に、高品質な素材と精密な仕上げによる「静かなカリスマ性」を表現。
フロントマスクには新設計の分割式メタルグリル「ダブルベーングリル」を採用。明るい色と暗い色の2色から選択可能で、独立した外側の通気口やデイタイムランニングライトと水平方向に連続することで、フロントバンパー下部の存在感を強調。
サイドには、伝統的な高級時計の製造技術に着想を得た「2ピース構造金属製サイドストレーキ」を配置。ポリッシュ仕上げとサテン仕上げの鮮やかなコントラストで、彫刻的なボディラインを一層際立たせた。また、フロントバンパー下部、サイドシル、リアディフューザーは、ボディ同色に塗装することで一体感を演出している。
足下には、乗り心地の向上とロードノイズの低減を追求した新デザインの22インチ鍛造ホイール(サテンチタンダイヤモンドターン仕上げ)と、ピレリ製オールシーズンタイヤ「スコーピオンゼロ」を標準装備。さらに意欲的な走りを求めるユーザーには、オプションで23インチホイール&タイヤパッケージも設定。
リアエンドには、光沢のある外側とサテン仕上げの内側を持つ彫刻的な「4本出しエキゾーストフィニッシャー」を配置。世界で最もパワフルな内燃機関搭載SUVであることを密かに誇示するデザインに仕上げている。
職人技と機能性が融合したインテリアは、乗員を包み込むスポーツカーの走りとSUVの堂々とした視界を両立。新設計のフロント&リアシートには、10mm厚のメモリーフォーム層をクッション構造に追加し、横方向のサポート力を高めたボルスターと綿密なコンフォートカーブを採用。フロントシート1脚の製造には、691mの糸、3297個のパンチング穴、そして4時間半を超える手作業の技術が注ぎ込まれている。
リアシートには新たに独立した2シートレイアウトを採用し、5人乗りの実用性を維持しつつ後席乗員の快適性とサポート性を劇的に向上。大型のパノラミックガラスルーフから自然光が注ぎ込む開放的なキャビンを作り上げたほか、陽極酸化処理が施されたドライブモードロータリーコントローラーなどの金属製スイッチ類は、宝石のような輝きを放つ仕上がりとなっている。
快適性において、最も重点が置かれたのがキャビン内の「遮音性能」で、ドアパネルや前後ホイールアーチ、荷室エリアへの精密な遮音材配置に加え、リアサイドガラスに遮音ラミネート加工を採用。さらに厚手のカーペットを敷き詰めることで、ロードノイズや風切り音の侵入を徹底的に抑え込んだという。
その結果、走行中の会話のしやすさを測る「アーティキュレーション・インデックス」が従来比で13%向上。車内での会話や電話、Bowers&Wilkinsオーディオシステムによる音楽再生を、極めて静かでラグジュアリーな空間で楽しめるようになった。
最高出力727PSを発揮する4.0リッターV8ツインターボと先進の足まわり技術
パワートレーンは、DBX S譲りのV型8気筒4.0リッターツインターボエンジンを搭載。ミッドシップスーパーカー「ヴァルハラ」からフィードバックされたターボ技術により、最高出力727PS、最大トルク900Nmを発揮。
トランスミッションには改良型9速ウェットクラッチ式ATを組み合わせ、スロットルペダルのフィーリングを洗練させたことでスムーズかつリニアな加速を実現。0-60mph(0-100km/h)加速は3.1秒、最高速は193mph(約310km/h)というスーパーカー並みのパフォーマンスを誇る。制動力はフロント420mm、リア390mmのカーボンセラミックブレーキ(CCB)システムを採用している。
足まわりには、路面の微振動(高周波・小振幅)を抑制する新しい内部ダンパーバルブシステムを導入し、ランブルストリップや荒れた路面でも不快な振動が室内に伝わらないよう改良。ドライビングモードに応じてスプリングレートとロール剛性を能動的に制御することで、コーナリング時のグリップ力と応答性を飛躍的に高めている。
さらに、ヴァルハラの開発知見から生まれた新開発のトランスミッションマウントブッシュや、車体とリアサブフレームをつなぐ2本の縦方向ダンパーを追加したことで、大きな段差や強い入力があった際にも構造的な一体感と安定したハンドリングを実現。
排気システムには専用のエキゾーストチューニングが施され、リアマフラー内部での排気ガス二重混合により金属音をカット。GTモードでは静かで滑らかな走りを提供する一方、スポーツおよびスポーツ+モードではアストンマーティン伝統の力強く洗練されたV8サウンドが奏でられる。
アストンマーティンCEOのエイドリアン・ホールマーク氏は、「DBX GTは、スポーティなアグレッシブさよりも確かなエレガンスを好み、より高いレベルのラグジュアリーを求めるお客さまをターゲットとしています。視覚的なインパクトを洗練させ、新たなクラフトマンシップの要素でインテリアを格上げすることで、DBX GTは真のウルトララグジュアリー体験を提供します。しかも、パフォーマンスを犠牲にすることはありません」とコメントしている。
また、アストンマーティンのチーフ・テクノロジー・オフィサーであるイアン・ホーバン氏は、「DBX GTの開発における課題は、日常的な使用において快適性と洗練性を大幅に向上させつつ、DBX Sで達成したクラス最高レベルのパフォーマンスとハンドリング性能を維持することでした。小規模ながらも重要なハードウェアのアップグレードと、シャシーおよびパワートレーンへの的を絞った一連のキャリブレーション変更を組み合わせることで、非常に満足のいく結果を得られました」と語っている。


















