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三菱自動車、新型「パジェロ」を12月17日正式発売 国内は4グレード展開、619万3000円から
2026年10月29日 10:00
- 2026年12月17日 発売
- 619万3000円~795万800円
三菱自動車工業は、新型「パジェロ」を12月17日に発売する。全車とも2.4リッタークリーンディーゼルターボエンジンと8速ATを搭載し、3列シートの7人乗り仕様となる。国内向けにはフラグシップモデルにふさわしい上質さを追求した「SUPER EXCEED」「EXCEED」と、クロスカントリーSUVらしい仕様の「GSR」「GLS」の計4グレードを設定する。価格は619万3000円~795万800円。
新型パジェロは、本格的な四輪駆動車の悪路走破性と信頼耐久性に、乗用車の扱いやすさと快適性を融合させた初代モデルのコンセプトを継承、そして進化させた。新世代のフラグシップモデルとして上質感や存在感を加え、さまざまな天候や路面で安心して運転を楽しめるモデルを目指したという。
初代のロールバーや歴代モデルの背面タイヤをデザインに反映
エクステリアは水平基調のスクエアで塊感のあるプロポーションをベースに、力強いフェンダーや立体的なフード、ボディを組み合わせた。Cピラーには初代モデルのロールバーから着想を得た意匠を採用し、前方へ伸びるシルエットを形成している。
フロントフェイスは、日本の武道に通じる冷静沈着さや、余裕のある揺るぎない自信を表現したという。グリルは2タイプを用意し、SUPER EXCEEDには機能美や高強度をイメージさせるハニカムタイプ、EXCEED、GSR、GLSには日本のものづくりの精巧さを表現した横桟タイプを採用。SUPER EXCEEDもメーカーオプションで横桟タイプを選択できる。
また、奥行きのあるヘッドライトと特徴的なT字型シグネチャーで先進性と存在感を演出。リアまわりではテールゲート中央部に歴代モデルの背面タイヤをモチーフとした六角形の造形を取り入れた。
タイヤとホイールは、SUPER EXCEEDが255/55R20タイヤとブラック&切削スモークの20インチアルミホイール、EXCEEDが同サイズのタイヤとブラック&切削光輝の20インチアルミホイールを装着。GSRとGLSは255/65R18タイヤとダークグレーの18インチアルミホイールを採用する。
ボディカラーは、新型パジェロに合わせて開発したアーマーカッパーメタリックとファントムブルーメタリックを含むモノトーン7色を全グレードに設定。SUPER EXCEEDにはルーフをブラックとした2トーン4色も用意し、全体で11色の展開とした。
全長4920mmのボディに3列シートを配置
ボディサイズは4920×1925×1910mm(全長×全幅×全高。GSRとGLSの全高は1900mm)、室内寸法は2775×1575×1235mm(室内長×室内幅×室内高。SUPER EXCEEDのサンルーフ装着車は室内高1190mm)。運転席は着座位置を高く設定してアイポイントを上げ、車両感覚をつかみやすくした。
2列目シートには150mmのロングスライド機構を採用。タンブル機構も備え、3列目へのアクセスを容易にした。3列目では大人が座った際の頭上空間とフロアからの着座高さを確保するとともに、つま先がシート下に収まるよう足下のレイアウトを工夫した。
インテリアは、オフロード走行時の車両姿勢を把握しやすい水平基調のインストルメントパネルを採用。2枚の大型ディスプレイで構成する「モノリスディスプレイ」には、歴代モデルの3連メーターを現代的に進化させたマルチメーターを含む、直感的なグラフィックを取り入れた。
センターコンソールにはコンパクトな電動式セレクターレバーを配置。インストルメントパネルやドアトリムには、日本の伝統工芸「木目込み」に着想を得た縫製技法を施したソフトマテリアルを用い、立体感のある室内空間とした。
SUPER EXCEEDには、キャメルとブラックの2トーンのセミアニリン本革内装を採用。自然素材本来の色合いを追求するとともに、汚れの目立ちにくさにも配慮している。
ラダーフレームと新開発リアサスペンションで「悪路快適性」を追求
車体・足まわりでは「悪路快適性」を重要な開発指標とし、オフロード性能とオンロード性能の両立を図った。
ラダーフレームは、高張力鋼板の採用拡大や断面の拡大、クロスメンバーの構造変更などにより、重量を抑えながら高いねじり剛性と曲げ剛性を確保。ボディマウントでは荒れた路面での不快な振動を抑制し、操縦安定性や乗り心地を高めた。
サスペンションは、フロントにダブルウィッシュボーン式独立懸架、リアに新開発の5リンク式リジッドを採用。路面追従性と悪路走破性に加え、自然なステアリングフィールやフラットな乗り心地を追求したという。
20インチタイヤ装着車は最低地上高230mmを確保。社内測定値でアプローチアングル30.4度、ランプブレークオーバーアングル22.6度、デパーチャーアングル25.8度としている。
最大トルク480Nmの2.4Lディーゼルに8速ATを組み合わせ
エンジンは直列4気筒DOHC 2.4リッターディーゼルターボ「4N16」型を搭載。最高出力は150kW(204PS)/3500rpm、最大トルクは480Nm(48.9kgfm)/1750-2500rpmを発生し、ワイドレンジのスポーツモード付き8速ATを組み合わせる。
市街地での扱いやすさに加え、高速道路での合流や追い越し時の加速性能を確保。山間部の急勾配や砂利道、岩場、砂地、泥濘路などでも力強い走りを発揮するという。WLTCモード燃費は12.1km/Lとしている。
四輪制御技術には、「走る」「曲がる」「止まる」をシームレスに制御する車両運動統合制御システム「スーパーオールホイールコントロール(S-AWC)」を採用した。
駆動システムの「スーパーセレクト4WD-II」は、後輪駆動の「2H」、フルタイム4WDの「4H」、センターデフをロックする「4HLc」、ローギヤとセンターデフロックを組み合わせる「4LLc」の4モードを任意で選択できる。
さらに、フロントブレーキで左右輪間のトルクを制御するアクティブヨーコントロール(AYC)、滑りやすい路面での安定性を高めるアクティブスタビリティ&トラクションコントロール(ASTC)、アンチロックブレーキシステム(ABS)を統合制御。ドライバーの操作や路面状況に応じて、四輪の駆動力と制動力を最適化する。
ドライブモードは「NORMAL」「ECO」「GRAVEL」「SNOW」「MUD」「SAND」「ROCK」の7種類を設定。ブレーキには18インチの大径ローターと電動ブースターを採用し、安心感の高いブレーキフィールを目指した。
三菱自動車初の緊急時車線維持支援機能とセンターエアバッグを搭載
運転支援機能には、高速道路同一車線運転支援機能「マイパイロット(MI-PILOT)」を採用。4つのカメラ映像と車両の3Dモデルを組み合わせる3Dマルチアラウンドモニターや、フロントアンダーフロアビューも用意し、駐車や狭路走行、オフロード走行時の周辺確認を支援する。
予防安全技術「三菱e-Assist」では、歩行者・自転車運転者・自動二輪車運転者の検知と交差点アシストに対応した衝突被害軽減ブレーキシステム(FCM)、前方衝突予測警報(PFCW)、踏み間違い衝突防止アシスト(EAPM)などを採用した。
緊急時車線維持支援機能(ELA)は三菱自動車として初採用。前方カメラとレーダーで車線や周辺車両を認識し、車線逸脱の危険を検知すると警報やステアリング制御でドライバーを支援する。交差点で左右から接近する車両を検知して注意を促す前進時交差車両検知警報システム(FCTA)も搭載する。
同社初となるSRSセンターエアバッグを含む計8つのエアバッグを装備し、高水準の乗員保護性能も確保している。
遮音ガラスで静粛性を向上、最上級グレードにはヤマハ製オーディオ
快適装備としては、SUPER EXCEEDの運転席と助手席にシートベンチレーションを標準装備。SUPER EXCEED、EXCEED、GSRには、1列目と2列目のシートヒーターを標準装備する。
インフォテインメントには、スマートフォンとのワイヤレス接続に対応したスマートフォン連携ディスプレイオーディオを採用。地図やナビゲーション、音楽などの各種アプリを大画面で利用できる。
静粛性にも配慮し、フロントガラスに加えて前後ドアガラスにも遮音ガラスを採用。ボディ各部の遮音対策と合わせ、乗員同士が自然に会話できる室内空間を目指した。
SUPER EXCEEDには、ヤマハと共同開発したプレミアムオーディオシステム「Dynamic Sound Yamaha Ultimate」を採用。12個のスピーカーとデュアルアンプを備え、車速に応じて音量や音質を自動調整するサウンド補正機能でロードノイズの影響を低減するという。














